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社会保障費:来年度2200億円削減、見直し検討 首相「限界に来ている」

毎日新聞 20081128日 東京朝刊

 麻生太郎首相は27日夜、09年度の社会保障費の伸びを2200億円削減する政府方針について「限界に来ているからいろんな不満が出てきている。来年に関して、どういう案があるか検討する」と述べ、抑制方針の見直しに取り組む考えを示した。

首相官邸で記者団の質問に答えた。見直しが実現すれば、小泉政権以来の財政政策の大きな転換となる。 

これに先立ち、自民党厚生労働部会が政府方針を「断固行わないこと」とする決議を採択しており、首相はこうした党内意見にも考慮したとみられる。

 09年度の社会保障費は、財務、厚労両省がたばこ税の増税分などの「新たな安定財源」を得られた場合、抑制幅を再検討することで既に合意。 

今のところ、与党内ではたばこ1本当たり税率を1~3円引き上げる案などが浮上している。

 このため、抑制幅はたばこ税の増税がどれだけ実現するかに左右されるが、日本たばこ産業(JT)の木村宏社長は27日、自民党の保利耕輔政調会長に約250万人分の増税反対署名を提出した。

 2200億円削減は財政健全化を優先させた小泉政権が打ち出した。06年7月の「骨太の方針06」で07~11年度の5年間、毎年2200億円、計1兆1000億円抑制する方針を決定。しかし、過度な抑制方針が地域医療の崩壊を招いたとして見直しを求める声が高まった。【塙和也】 

「骨太方針06」前提に予算編成 官房長官が認識 

(11月28日日経新聞)

 河村建夫官房長官は28日の閣議後の記者会見で、来年度予算編成について「骨太方針2006は前政権から引き継いだものなので、当然、その前提に立って予算編成が進んでいると理解している」と述べた。

骨太方針に基づく社会保障費の自然増の毎年2200億円圧縮や公共事業費の3%削減などの概算要求基準を堅持する考えを示したものだ。

 麻生太郎首相が来年度予算編成で社会保障費の自然増を2200億円圧縮する政府方針の見直しを示唆したことに関しては「検討しないといけないとまでは言っているが、その方針を打ち出したものではない」との認識を示した。一方で「100年に一度の経済危機の状況下なので、そのなかで最終的にどう決めていくかだ」とも語った。(13:02)   

「06骨太方針」で決められた社会保障費自然増の毎年2200億円削減に対して、国民からの反対が爆発寸前に来ています。また、そうした声が与党の内部からもでてきました。

 

 こうした状況に対して、麻生首相が国民への「リップサービス?」を発しています。

 

しかし、発言内容を詳細(しょうさい)に検討すると・・・

 

 財務・厚労省は、たばこ税増税など「安定した財源確保」を前提としております。

 

 また、川村官房長官は、2200億円の削減を決めた「06骨太方針」を引き継ぎ、社会保障費の自然増の毎年2200億円圧縮や公共事業費の3%削減などの概算要求基準を堅持することを明言しています。

 

 そして、「麻生首相の発言は、検討を指示したものであり、方針ではない」と言い出す始末です。

 

 またまた、麻生首相の「言い違い」として2200億円削減を貫徹するのではないでしょうか。

 麻生首相の「軽口・失言・暴言癖」は、ここまでくれば自公政権も国民を翻弄する道具に使おうとしているのかもしれません。

 

 しかし、そんなことでは、国民を騙すことはできないことも肝に銘じるべきではないでしょうか。

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