今では、一国の首相として、その知性と能力と政治信条から、野党は勿論、自民党内部からも批判の声が上がっている麻生首相。
「漫画おたく」を自認している麻生首相が、あの宮崎駿監督から苦言を寄せられていました。
アニメを国際的な評価にまで高め、重要な文化・芸術の分野として確立してきた宮崎駿氏からの見解ですからこれ以上の重みのある指摘はありません。
「漢字の読めない総理大臣」として子供からも揶揄されたり、一国の指導者としての知的水準が疑われる、あるいは、自らの立場をわきまえることができない人物として「定着」した感のある麻生氏です。
この国の難関を乗り切るために、解散・総選挙で国民に自らの「信」を問うべきだはないでしょうか・・・・それが彼に残された最後の「花道?」かもしれません。
勿論その結果が「敗北」となってもです!!
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橋下知事、討論会でまた教員批判 「教育には競争必要」
(2008年11月25日 朝日新聞)
大阪府の橋下徹知事や府教育委員らが直接、府民と意見を交わす府民討論会が24日、大阪市内で開かれた。テーマは「大阪の教育を考える 教育日本一をめざして」。
参加者からは競争を強いることに疑問の意見も出されたが、全国学力調査の成績向上をめざす橋下知事は、子どもが将来の夢を実現するためには競争に耐える力をつけることが必要と持論を訴えた。
討論会には約1700人が参加。抽選で選ばれた府民から「競争をあおるほど学ぶ意欲が育たない」「教育は競争や比較とは違う」との意見が出た。橋下知事は「社会に出たら全部競争。競争を否定して、競争の荒波に子どもたちを放り投げて後は知らん顔する。一部の教員の無責任な態度だ」「できる子には競争してもらう。だけどできない子は絶対に救います」と理解を求めた。
これに対し、元大阪市立中学校教諭の小河(おごう)勝・府教育委員は「荒れている子は、人との競争でなく、自分がわからないことに苦しんでいる。だから学力が必要だ」と指摘。「教育は競争のためにあるんじゃない」と知事に忠告する場面もあった。
大阪の橋下知事が、学力テストを基準として「バカ教育委員会論議」に続き、またしても教育への競争論議を繰り返しています。
上記記事の中でも、小河(おごう)勝・府教育委員からのちゅうこくもありましたが、橋下知事の考えは、「教育は、競争」なるドグマから当分、抜け出せそうにありません。
教育競争論は、学力テスト(これ自身、本当の学力を反映しているのか疑問ですが・・・)で、全国一になるためには「有効?」かもしれません。
しかし、「学力テスト日本一」が必ずしも「教育日本一」であるとは限りません。全国各地で、教育の成果が競争できまるなどで決まるということはありませんから・・・。
競争には、勝敗が結果します。しかし、今では、教育がテストに矮小化され、それを基礎に競争が奨励され、勝敗が決められる・・・。こんなことで、教育本来の目的である、学力・知力・体力、そして、みんなと協力する中ではぐくまれる「生きる力」を育てることができるのでしょうか。
私の気になることは、そもそも医療や教育に競争原理は馴染まないのではないかと言うことです。
教育では協力と励まし合い、医療では協力と連携が、大切であることは言うまでもありません。
現在、厚労省が進める医療政策の中でも「医療費削減政策」の中で、「医療機関の生き残り」という医療機関同士の競争を仕掛けてきています。
今日、「新自由主義的市場原理主義」、「カジノ資本主義」による国内外での政治・経済の破綻が明らかになってきました。
その根本思想は、市場主義、競争至上主義でした。
その下に、格差と貧困が蔓延し、教育環境の格差が固定化していることに「学力低下」の大きな原因があるのだとおもます。
橋下知事とって今、必要なことは、「学力テスト」による格差付けに一喜一憂し、すでに過去の遺物となりつつある「教育競争原理」を持ち込むことではありません。
大阪での『学力低下』の真の原因を、社会・経済的にも明らかにして、その根本的解決のための戦略を示すことが、橋下知事のなすべきことではないでしょうか。
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