医師会抗議「医療を根底から否定」、首相は陳謝
(2008年11月21日1時44分 朝日新聞)
医師は「社会的常識がかなり欠落している人が多い」と発言したことをめぐり、日本医師会の唐沢祥人会長が20日、首相官邸に麻生首相を訪ね、「発言は日本の医療を根底から否定するものであり、国民を失望させた」などとする抗議文を手渡した。首相は「発言を撤回します」と述べ、陳謝した。
唐沢会長は「医師の真摯(しんし)な努力を踏みにじるものであり、奈落の底に突き落とされた思いだ」などと、強い不快感を表明。首相は「『価値観が違う』ことを強調して、『社会的常識が欠落する』という言葉が出てきたわけで、言葉の使い方が不適切だった」と釈明した。
また、茨城、栃木両県医師会も同日、それぞれ首相あてに「政治家として否、社会人として持つべき常識すら欠如している」「関係者の努力を無にし、日夜身を削っている医師の神経を逆なでする」などとする抗議文を送った。
麻生首相:「医師常識欠落」発言 首相、日医に謝罪
麻生太郎首相は20日、「(医師は)社会的常識がかなり欠落している人が多い」などとした自らの発言について、首相官邸に抗議に訪れた日本医師会の唐沢祥人会長に「言葉の使い方が不適切だった」と伝え、発言を撤回したうえで謝罪した。
同席した日医の竹嶋康弘副会長によると、唐沢会長は「特定の職業を名指しし、根拠なしに差別するもので激しい憤りを禁じ得ない」などとした抗議文を読み上げて首相に手渡した。首相は「医師の価値観が(一般の人と)違うことを強調した流れで、『社会的常識が欠落』という言葉を使ってしまった。撤回し、謝罪いたします」と答えたという。
日医をめぐっては、後期高齢者医療制度を批判する茨城県医師会の政治団体が次期衆院選での民主党候補推薦を決めるなど混乱が続いている。首相発言には全国の会員から抗議のメールが多数寄せられているという。
多くの国民、医師と医師団体、野党各党は勿論、与党内部からも批判が噴出した「麻生暴言」。
日医への「謝罪」の後の記者団への態度・・・・「残念でたまらない」と言った態度がはっきりと見て取れました。
つまり、「医師の価値観が(一般の人と)違うことを強調した流れで、『社会的常識が欠落』という言葉を使ってしまった。撤回し、謝罪いたします」と言った謝罪内容では、「暴言」への本質的な謝罪と言うよりも、話す言葉や使った言葉のタイミングなどに対しての「自己反省」にすぎないのです。
また、本来であれば、謝罪内容を首相自らの口で丁寧に説明すべきなのに・・・「具体的な発言の内容について、私の方からその内容をあなたに説明するつもりはありません」と・・・これもまた、国民に丁寧さを欠落した「失言」と言われても仕方がありません。
いわば、『暴言』・・・「失言」・・・「失言」の繰り返しです。
さて、「暴言」の真意と内容は、その後「撤回・謝罪」したからと言って許されるべきものでないことは、多くのメデイアの指摘も続いています。
もし本当に、謝罪の念があるのなら「医療費削減政策」をあらため、現場の「医師不足」と解決するために政治の道筋を明確にするのが首相の仕事ではないでしょうか。
同時に、日医の中川常任理事の感想:衆議院選について「現場の気持ちを踏みにじった発言で、かなりの影響があるのではないか」、日医のこれからの行動に注目したいと思います。
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コメント
コメント一覧
期待する方が間違ってるのかも...です
なお、麻生夫人は、『あの人は思ったことをすぐ発言してしまうから..』と言っています。
つまり、総理は、『思ったことを言ったまで』なんでしょうね...
わたしは、都道府県医師会の英断を期待したいのですが..
さて、どうなりますか?
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