◆イラク従軍元米兵 ウールソンさん訴え 講演会は、格差社会と戦争について学習している3年生のクラスが、市民団体「憲法9条・メッセージ・プロジェクト」(代表・安斎育郎立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)の招きで来日し、全国で講演しているウールソンさんに依頼した。
ウールソンさんは、学費の支給を受けるため州兵になり、03年から約1年間イラクへ派遣されたが、戦争を肌で感じた体験から、帰国後は平和活動に取り組んでいる。「貧しさから入隊する兵士は多いが、銃口を向け合う戦場から帰還する人はみな心に傷を負い、苦しんでいる。戦争で誰もが何かを失ってしまう」と語った。
他クラスの生徒を含め約120人が耳を傾けた。3年生の境結衣さん(18)は、「お金がないからといって戦争に加担するのは悲しい。そんな社会はおかしい」と話していた。学習の結果は、10月5日の同校の文化祭で展示される。
アフガンやイラクに送り込まれた若い米兵の中に、大学進学の学費の支給を受けるために州兵になった例が、以前から報告されていました。
今回、長野の高校で講演した元米兵のアッシュ・ウールソンさんもそのひとりでした。
米軍は、「格差と貧困」が蔓延し、経済的困難が理由で大学進学を諦めざるを得ない若者の弱みにつけ込んでくるのです。
大学進学のための奨学金を「エサ」に、貧しい若者を戦地へと送り込む・・・・
先日公開された、ロバアート・レッドフォード監督の映画「大いなる陰謀」は、アフガン戦争へ送られ、また送られようとしている若者をとらえた意欲的な内容でした。
映画に登場したのは、メリル・ストリーブ演じるベテラン記者ロスとアフガン戦争を遂行するトム・クルーズ演じる共和党上院議員アーヴィング。そして、ベトナム戦争に徴兵された経験があり歴史学を教える初老のマレー教授にロバート・レッドフォードが出演していました。
しかし、ウールソン同様、アフガンの戦地に赴いた二人の学生は、タリバーンとの戦闘中で戦死してしまいす。今でもこうしたことが、現在もイラクやアフガンで幾度となく繰り返されているのです。
戦前の日本でも、貧しい農家の次男、三男が、戦死した後は「軍神となって靖国にまつられる」ことを信じ込まされて兵士になっていたことと二重写しになってきます。
ウールソンさんが言うように、「武力では、本当の平和は築けません!!」
アフガン戦争がさらに混迷を来している今日、「真の解決」に向けて、原点に立ち戻って考えることが必要ではないでしょうか。
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