「武力で平和築けぬ」 戦争学ぶ生徒らに

20080829 米ウィスコンシン州の大学在学中に学費を払うために州兵になり、イラク戦争に派遣された元米兵のアッシュ・ウールソンさん(26)が28日、河内長野市の千代田高校で講演し、生徒らに「武力で平和は築けない」と訴えた=写真。

 

 イラク従軍元米兵 ウールソンさん訴え 講演会は、格差社会と戦争について学習している3年生のクラスが、市民団体「憲法9条・メッセージ・プロジェクト」(代表・安斎育郎立命館大学国際平和ミュージアム名誉館長)の招きで来日し、全国で講演しているウールソンさんに依頼した。

 

 ウールソンさんは、学費の支給を受けるため州兵になり、03年から約1年間イラクへ派遣されたが、戦争を肌で感じた体験から、帰国後は平和活動に取り組んでいる。「貧しさから入隊する兵士は多いが、銃口を向け合う戦場から帰還する人はみな心に傷を負い、苦しんでいる。戦争で誰もが何かを失ってしまう」と語った。

 

 他クラスの生徒を含め約120人が耳を傾けた。3年生の境結衣さん(18)は、「お金がないからといって戦争に加担するのは悲しい。そんな社会はおかしい」と話していた。学習の結果は、10月5日の同校の文化祭で展示される。

 

アフガンやイラクに送り込まれた若い米兵の中に、大学進学の学費の支給を受けるために州兵になった例が、以前から報告されていました。

 

今回、長野の高校で講演した元米兵のアッシュ・ウールソンさんもそのひとりでした。

 

米軍は、「格差と貧困」が蔓延し、経済的困難が理由で大学進学を諦めざるを得ない若者の弱みにつけ込んでくるのです。

 

大学進学のための奨学金を「エサ」に、貧しい若者を戦地へと送り込む・・・・

 

先日公開された、ロバアート・レッドフォード監督の映画「大いなる陰謀」は、アフガン戦争へ送られ、また送られようとしている若者をとらえた意欲的な内容でした。

 

映画に登場したのは、メリル・ストリーブ演じるベテラン記者ロスとアフガン戦争を遂行するトム・クルーズ演じる共和党上院議員アーヴィング。そして、ベトナム戦争に徴兵された経験があり歴史学を教える初老のマレー教授にロバート・レッドフォードが出演していました。

しかし、ウールソン同様、アフガンの戦地に赴いた二人の学生は、タリバーンとの戦闘中で戦死してしまいす。今でもこうしたことが、現在もイラクやアフガンで幾度となく繰り返されているのです。

戦前の日本でも、貧しい農家の次男、三男が、戦死した後は「軍神となって靖国にまつられる」ことを信じ込まされて兵士になっていたことと二重写しになってきます。

ウールソンさんが言うように、「武力では、本当の平和は築けません!!」

アフガン戦争がさらに混迷を来している今日、「真の解決」に向けて、原点に立ち戻って考えることが必要ではないでしょうか。    

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小泉元首相、小池氏支持を表明  「小沢民主といい勝負」

(共同通信 9.12)

 自民党の小泉純一郎元首相は12日午前、党総裁選で小池百合子元防衛相を支持する考えを明らかにした。小池氏の選対本部長を務める衛藤征士郎元防衛庁長官らに伝えた。

 衛藤氏と武部勤元幹事長、小野次郎衆院議員が同日午前、都内で小泉氏と面会。その際に小泉氏は「おれは小池氏を支持する。小池氏に1票入れる」と明言。

「小池総裁が実現すれば、小沢民主党といい勝負ができる。このメッセージをほかの議員にも伝えてほしい」と述べたという。

 これまでの共同通信の取材では麻生太郎幹事長が国会議員票、地方票とも大差でリードしており、今回の小泉氏の支持表明でも、この構図に大きな変化はないとみられるが、小池氏の追い風になるのは間違いない。

 12日午前の小池氏陣営の選対会議では、中川秀直元幹事長が「小泉元首相から強力なメッセージをいただいた。さすが小泉さんだと尊敬の念を深くした。来るべき総選挙までこの改革路線の旗を掲げ続ける」と強調。武部氏も「自民党を超える自民党にしたいという小池氏の思いが一番大事だ。最初の女性首相にしたい」と述べた。

 

またも出てきた、小泉元首相。今度は、自民党総裁選挙での「小池支持」だそうです。

そもそも今度立候補した5人の総裁候補は、すべて小泉内閣の閣僚経験者ではないでしょうか。

新自由主義的市場原理を持ち込み、規制緩和路線の中で、日本社会に「格差と貧困」を蔓延させたのは、小泉改革によるものでした。

その結果、医療と福祉は、崩壊の危機に追い込まれ、現在それへの巻き返しに多大な労力をつぎ込まなくてはならない状態なのです。

こうしたことに、総裁候補たるものの誰もが反省を口にすることなく「総裁選ごっこ」を演じているのが今の低水準な自民党です。

あわよくば、この『お祭り騒ぎ』のまま、自らの失政に口を閉ざして、国民の目をごまかして総選挙になだれ込み、議席をかすめ取ろうとしているのがみえみえではないでしょうか。

今度の「小泉発言」は、この流れに沿った「自民党の演出」に沿った「小池支持」なはずです。

同時にこれは、今となって、小泉の虚像を借りざるを得ない自民党の低落を示しているものではないでしょうか。

さらに言うと・・・麻生独走に走りすぎて、『総裁選ごっこ』が盛り上がらなくなるのを懸念した自民党が、小泉氏の「発言」を借りて、小池氏の押し上げをはかったのではないでしょうか。

国民が抱える困難や要求とは無縁な次元で国政をもてあそんでいる自民党に、もはや明日はないことを思い知らせる日が早く到来することを願ってやみません

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