「治安悪化を見通せず」 ペシャワール会現地代表が会見
(2008年8月27日21時16分 朝日新聞)
【バンコク=柴田直治】「ペシャワール会」の伊藤和也さん(31)が拉致され、遺体で発見された事件で、同会の現地代表、中村哲医師が27日、アフガニスタンに向かう途中のバンコクで記者会見した。「政治的背景はないと思う」としたうえで「治安の悪化に対する認識が甘かった」と話した。日本人は早急に撤退させ、現地スタッフで事業を続けるという。
中村氏は、伊藤さんが活動していたダラエヌールに28日にも入る予定。同日、伊藤さんの葬儀に参加するという。
アフガンで長年活動を続けてきた同会も、治安悪化を受けて、約20人いたジャララバードの日本人スタッフの半数を4月に帰国させ、残りも年内に出国させることになっていた。「用水路の事業があり、何とか突貫工事でやり遂げようとしていた」という。「以前は日本人なら大丈夫だったが、4月ごろから対日感情も急速に悪化していた。伊藤くんをとどめた私が悪い」と中村氏は悔やんだ。
伊藤さんについて、中村氏は「砂漠化する農地をなんとかしようと最前線で働いていた。他の人が狙われても彼だけは大丈夫というほど現地になじみ、人々に好かれていた。大勢の村人が捜索に加わり、みんな悲しんでいる」と話した。
伊藤さんの遺志を継ぐためにも、現地の人たちで事業は継続するという。「ソ連が来た時も、米軍の空爆時も活動を続けた。治安の悪化は武力では解決しない。空腹を満たす環境をつくることが大切だ」と持論を述べ、「アフガンのために働いたのにアフガン人に殺されたと断罪しないで欲しい。ほとんどの人は我々の事業に感謝している」と訴えた。 =====================================
アフガンで武装勢力に拉致されていた伊藤和也さんに、あってはならないことが怒ってしまいました。
アフガンの復興のために、住民の中に溶け込んで、住民お支持を受け、農業振興のために『水』を確保するために、多くの井戸を掘り、13Kmの用水路を作ってきたのが、中村哲先生を現地代表とする「ペシャワール会」でした。
そんな中での、今回の伊藤和也さんの拉致・殺害事件です。事態の真相は、これからより詳細になると思います。
治安の悪化が予想以上に深刻であったことは、中村哲先生も認めているところです。
だからといって、「ペシャワール会」が行ってきた理念と行動に誤りがあるわけではありません。
むしろ、治安の悪化を加速してきたこと事態が問題ではないでしょうか。
報道によれば、近年台頭してきた「パキスタン タリバン」なるものは、目的のためには手段を選ばない、凶暴な集団だということです。
また、数十年の戦乱の中で、少なからずの国民が、限られた宗教以外の思考回路からは遠ざけられている状態でもあります。
また、米国やISAFなどによる一般住民を巻き込んだ武力行使が、住民の反感を招き、タリバンやテロリストへの支持が国民の中に浸透していることです。
今夜のいくつかのニュースを見ていても、こうした「治安悪化の原因」とその「解決方法」を吟味し報じる番組はありませんでした。これは、アフガン報道の「片手落ち」といわざるを得ません。
伊藤和也さんの死を無駄にしないためにも、これからもできうる限りの努力が必要だと思います。
私は、中村哲先生の語った「反省」とこれからの「決意」に賛同いたします。
伊藤和也さんにたいし、心からご冥福を祈ります。
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伊藤和也さんのことを書かれたブログを訪ねてまいりました。
私の「明日も晴れー大木晴子のページ」のフォーラム(ひろば)に
リンクをはらせて頂きました。
タイトル「哀しい情報が流れています。★記事の入れ替えをしました。」のところです。
私も同じ思いを持っています。
はっきりと意思表示をしていかなければいけませんね。
よろしくお願いいたします。
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