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「燃料高もう限界」20万隻休漁へ 東京でデモも2008715日 朝日新聞)  全国の漁業者が15日、燃料価格高騰の苦境を消費者などに訴える狙いで一斉休漁する。全国漁業協同組合連合会(全漁連)などによると、全国で稼働する漁船20万隻ほぼすべてが参加する見通し。全国規模の休漁は初めてで、16~17日に店頭に並ぶ魚がやや減る可能性があるという。  15日は、東京・日比谷に全国から漁師ら約3600人が集まり、「漁業経営危機突破全国漁民大会」を開く。燃料費の直接補填(ほてん)や、価格転嫁の受け入れなどを政府や消費者、スーパーなどに訴え、霞が関周辺でデモ行進も予定する。  全漁連によると、03年に1キロリットルあたり3万9千円だったA重油が、今年の6月は10万7千円と2.7倍に高騰。沿岸漁船の平均的な費用で燃料費が占める割合は06年に2割強だったが、最近は3割強となり「自助努力で吸収できる状況ではない」(全漁連)という。  また、10トン以上のサンマ漁漁船が参加する全国さんま棒受網漁業協同組合(八木田和浩組合長、所属180隻)は14日、8月5日解禁のサンマ棒受網漁について、同月18日に一斉休漁すると発表した。
 休漁が今後も頻発すると魚の価格が上がり、消費者の魚離れが進む可能性もある。

 原油国際価格高騰に端を発した、国内の石油価格の上昇はその止まるところを知りません。

諸物価の値上がりで、家庭生活、特に低所得者層のかた方には、ダブルパンチ、トリプルパンチどころではない、ボディーブローによる連打が繰り返されているようなものです。

そんな中、船を動かす燃費高騰に出漁することができない全国の漁業関係者が、20万隻休業という事実上の『ゼネラルストライキ』に立ち上がりました。

石油高による業績への影響は、漁業だけに止まらず、農業や運送業、小売業界などにも悪影響が出ています。

しかし、価格の4割が燃料費となっている漁業では、燃料費の高騰が出漁により漁獲すればするほど「赤字」になるのです。そして、漁火の決定が「競り」で決められる不安定価格であることも追い打ちをかけています。高騰した燃料費の分を価格に上乗せすることは不可能な仕組みなのです。

こうしたことは、或意味、働けば働くほど赤字が膨らんだ農家の経営にも似ているところがあります。

ところが、現在の燃料高騰は、先が見えない値上がりが続き漁業の経営的展望が全く描くことができなくなっています。

今回の20万隻休業措置は、こうしたせっぱ詰まった状態を反映しているものと思います。

これが繰り返されると、魚の市販価格も上昇し、国民生活への否定的な影響は避けられません。

ここまでくると、その解決に責任を持つのは政府の仕事ではないでしょうか。

国際的には、原油価格の高騰やその大きな要因になっている「投機マネー」の規制などの適切な外交政策の推進すること。

国内には、燃料価格の高騰により経営危機に貧している漁業のみならず、関連諸産業に緊急財政支援を実施することが必要です。

福田内閣の政策と実行力が試されています。  

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