「業務範囲拡大の阻害要因は何か」と舛添大臣
医師不足と医師の長時間過密労働に対して、看護師の業務範囲の拡大で対応しょうとするのは、全く姑息的な手段でしかありません。
「医師不足」と言う非常に大きな課題が提起されると、それへの解決の方法として、「医療費削減政策」や「医師過剰を決めつけた閣議決定」の撤回、「医師の働条件改善」や「医学部定員の抜本的増加」を抜きにして、あたかも看護師が援助し助けるかのような動きが出てきました。
ところが、当の看護師でさえも、決して有り余っているわけではありません。
そもそも、医師、看護師の区別なく、医療従事者が全体的に不足しているのはいうまでもありません、介護職の現状を見ても明らかではありませんか。
そうした、大局的、本質的な事を抜きにして、当面の実用主義的な発想は、医師・看護師の増加を実現する上で有害になることもあります。
そうしたことに与する看護協会の幹部の考えは、「この危機」に乗じて自らの「権限」の拡大に走ろうとしているように見えてなりません。
「医師が足りないから、看護師が代わりに・・・・」は、「医師が足りないから、衛生兵でも・・・」と言う様な論理に似てはいないでしょうか。
さて、もう一つ、こうしたことで、患者さんとの関係が良くなるのでしょうか。
今まで医師に診て貰っていたことが、今度は看護師だけが対応するようでは、患者さんの側からすると満足できるものなのでしょうか。
こうした、医学と医療の基本をわきまえた上で、医療業務のあり方を検討すべきなのです。
ところで、舛添会議なるものを主導している、舛添厚労大臣に「問責決議」が突きつけられる状況になりました。
「年金問題」も3月末日までの公約がほごにされてしまったのですから、当然かもしれません。
医療現場や患者と医療従事者の実態と心を知らない「タレント大臣」は、そろそろTVのバラエティー番組に戻った方がいいかもしれません。
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コメント
コメント一覧
コメントに感謝です。
私は、今の日本の「医師不足」の現状で、「では、看護師が・・・」では、問題の本質が粉塗されることにも不安を感じるのです。
助産師が分娩に関与することと看護師の職務拡大は、別な問題だと思います。
看護師問題には、「准看護師問題」もあるのですが・・・。
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