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北海道新聞社は二十二日、全道世論調査(十八-二十一日実施)の結果をまとめた。福田康夫内閣の支持率は19%で、三月二十二-二十四日の前回調査から3ポイント下落し、内閣発足以来、最低となった。不支持率は前回より3ポイント上昇し、62%に達した。日銀総裁人事やガソリン税の暫定税率問題などで国会が混乱したことに加え、七十五歳以上を対象に四月から始まった後期高齢者医療制度をめぐるごたごたが影響したとみられる。暫定税率の復活については「暫定税率を上乗せしない方がよい」が48%を占め、「上乗せした方がよい」の13%を大きく上回った。
福田内閣の支持率は発足間もない昨年十月に44%だったが、発足から半年の三月には22%に半減。さらに今回調査で20%を割り込んだ。全道世論調査で内閣支持率が20%割れしたのは、二〇〇〇年六月の森喜朗内閣の14%以来。
年代別では、後期高齢者医療制度対象者や対象となる直前の七十歳以上の支持が前回調査から8ポイント落ち込み、26%にとどまったのが特徴だ。
支持政党別では、自民党支持層の支持率が53%と過半数に達したのに対し、同じ与党の公明党支持層では38%に低迷。民主党支持層では8%、支持政党なしの「無党派層」でも10%にとどまった。
政府・与党が衆院での再議決で目指している暫定税率の復活については、「どちらとも言えない」と態度を保留する回答も38%に上り、復活の是非を判断しかねている有権者が多数いることが分かった。
支持政党別では、自民党支持層で暫定税率上乗せ支持派(30%)が反対派(27%)をわずかに上回った。公明党支持層は態度保留が六割強を占めた。民主党支持層では上乗せ反対派が60%、支持派が6%だった。
一方、道路特定財源を道路整備以外の医療や福祉などにも使えるようにする「一般財源化」に関しては、賛成が61%、反対が14%で、前回調査と大差がなかった。支持政党別では、自民党支持層、民主党支持層とも63%が賛成した。
政党支持率では、民主党が29・5%で前回調査に続いてトップ。自民党20・5%、共産党3・8%、公明党3・5%、新党大地3・1%、社民党1%、国民新党0・4%と続いた。無党派層は36・5%だった。
失政に、失政を重ねている福田内閣の支持率が、北海道内の調査とはいえ20%を割り込んでしまいました。
参議院選挙の敗北後、「安倍投げだし政権」のあとを受けて成立した内閣です。
よく考えると、安倍前内閣も福田内閣も総選挙で国民の審判を受けたことがありません。
唯一、行われた国政選挙である参議員選挙での大敗北では、国民の審判は、「自公政権にNo」の判定が下されました。
にもかかわらず居直りを続けている福田政権は、「後期高齢者医療制度」で代表される『医療崩壊促進政権』であり、消えた年金を消えたままに闇に葬りかねない『社会保障破壊政権』であり、外交に全く手のでない『内向きお坊ちゃん政権』であり、なにが何でも道路を造り続ける『官僚いいなり内閣』です。
郵政選挙でかすめ取った衆議院2/3議席は、すでに架空の国民支持なのです。
ここは、真面目に国民の審判を仰ぐべきではないでしょうか、たとえ選挙結果が自民・公明党の惨敗となってもです。
それが、民主主義というものなのです!!
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道内の地域医療に携わる人材の育成を目指し、道教委は、北大と札幌医大、旭川医大の三大学と「連携協力協定」を五月下旬に締結する。医学部受験を支援する道教委の「医進類型指定校」事業に三大学が協力し、指定校の高校生らに対し、各大学の医師や現役医大生が指導をしたり、医学生体験に協力する。
道教委は本年度から函館中部や北見北斗、釧路湖陵など地方都市の道立高九校を医進類型指定校とし、教員を一-二人追加配置。英語、数学、理科の授業増や少人数指導を行っている。
さらに、医学部受験へのやる気を引き出すため《1》医療機関や医大の見学や医師による講演、出前講座《2》医学実験など医学生体験や現役医学部生による受験指導など三泊四日のメディカルキャンプ-などを計画。医学部を持つ道内三国公立大に協力を要請していた。
大学側はこれまでも単発的な医師の出前講座などは行ってきたが、「医学生にも協力を求めるなど医大側の長期、包括的な協力が必要」(道教委)なため、連携協力協定を結ぶことにした。
五月下旬に予定する調印式には、吉田洋一道教育長のほか札医大と旭医大の両学長、北大医学部長が参加する方向で調整している。
北海道では、本年度から医学部受験を支援する道教委の「医進類型指定校」事業が動き出しています。
札幌以外の地方都市の9カ所の道立高校を選抜して、「医進類型指定校」とし、医学部受験・合格のために、教員を増員したり、特別授業を組むと言うものです。
私は、こうしたやり方に「異議あり!!」なのです。
1) 何故、医師というひとつの職業のために、公立高校が特別体制をとるのでしょうか。明らかに、他分野の職業からすれば特別扱いではないでしょうか、。少なくとも社会の共通した「常識」としてあるべき「どんな職業にも貴賎はない」をまず、学校教育で実践すべきなのです。
2) 15才の高校入学段階で、「将来の医師」を決める事はいかがなものでしょうか。今でも、「将来、医師になりたい」という希望する子供たちは大勢います。しかし、それは、あくまでも希望であって、ある特別な枠内にそうした生徒を押し込んでしまい、そうすることによって、「希望」から「強制」になる可能性はないのでしょうか。あくまでも高校入学段階では、かずある「希望」のひとつとすべきでしょう。
3) 同じ高校内での「医進特別扱い」により、「歪んだエリート意識」が育ってゆかないかと言うのも危惧されます。逆に、当初は他分野にいる優秀な生徒に医師への道を狭めることにもなります。私が、望む「若手医師」への第一の希望は、一般常識をわきまえた人、「医師」である前に、他者の痛みを共有できる人間なのです。
4) こうした方法をとると、自ずと「受験競争に拍車」をかけることになります。「医進類型指定校」に入学するためには、それなりの準備が必要です。つまり「指定校」へ入学しやすい中学校が選ばれてきます。これは、明らかに「受験戦争」の先鋭化を誘発するものです。
5) さらに危惧されるのが、医学部入試における「地域枠」との連動です。来年度の旭川医科大学の「地域枠」は、50%を超えるとも言われています。もし、そのほとんどが「医進類型指定校」出身学生だとすると、「地域枠合格」者は、高校時代の成績や行動が合否に影響するかもしれません。
6) 「大学好みの学生」が入学試験も受けずに推薦だけで、しかも北海道という官制の敷いたレールに乗った学生が作り出されてくるのです。入学後は、留年しないように、国家試験に必ず合格するように叱咤激励されながらの学生生活が待っています。これでは、「大学医学部」と言うよりは、「医学専門学校」のたぐいに落とし込められるのかもしれません。(考え過ぎか??)
7) しかも、「地域枠推薦入学」の条件は、卒後の研修先を大学の指定する研修病院に限るという「誓約書」記入の上となると、卒後の進路まで制限されてくる可能性があります。もし、それに違反すると・・・・出身高校への「地域枠推薦入学」へのペナルティーも囁かれている始末です。
8)さて、そもそも地方の医師不足対策からこうした「医進類型指定校」制度が実施されるのであれば、根本的な対策は、医療費削減政策をやめ、全国に医学部定員を大幅に増加させる政策が王道ではないでしょうか。
9)最後に、地方の高校をターゲットにした「医進類型指定校」制度と「地域枠推薦入学」のドッキングは、実は、政府・厚労省、文科省の作ったシナリオのような気がしてなりません。過疎医療に悶え苦しむ北海道を実験場に、政府・文科省の描く医師を作り出す医育機関を作り出そうとしているように思えます。ちょうど、夕張が過疎の自治体の実験的崩壊を経験したようにです。
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まず、自分の意見と異なるかもしれない「違憲判決」がでたからといって、曲がりなりにも「高等裁判所判決」です。いち公務員として、これを真面目に受け止めるべきなのです。判決を茶化して『そんなの関係ねえ』と言ってしまえば、彼に続く多くの自衛隊員の受け止めはどのようになるのでしょうか。
「裁判所からどんな判決が出ようが、自衛隊は自分勝手にやるだけだ!!」となってしまうのです。「文民統制」はおろか、「三権分立」なんのその、自衛隊=軍隊の好きにやるだけだと言うことを宣言しているのです。
専守防衛を是としてきた日本の自衛隊が、イラク特租法を作ってイラクへ派兵され、今回は、航空自衛隊の活動が、9条に違反することが、高裁判決として確定することになります。
意見の相違があるにしても、もっと真摯に「違憲判決」に向き合うべきではないでしょうか。
こうした自衛隊高官の無法な態度と言動を放置しておくならば、自衛隊=軍隊に関しての裁判所の存在事態が揺らいできます。これは、同時に実質的な「軍部の独走」を意味してくるものです。
私の周りの中学生からさえたしなめられた『そんなの関係ねえ』発言は、直ちに撤回すべきです。
そして、それはまた、自衛隊高官を指揮する福田首相や石破防衛大臣の責任でもあります。
田母神俊雄・航空幕僚長の進退も含めてけじめをつけるべきではないでしょうか。
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自衛隊のイラク派遣に反対する市民グループのメンバーらが国を相手取り、派遣が憲法違反だとの確認などを求めた訴訟の控訴審判決が17日、名古屋高裁であった。
青山邦夫裁判長(高田健一裁判長代読)は、1審・名古屋地裁判決と同様、違憲確認や派遣差し止めの訴えは不適法などとして原告側控訴を棄却したが、航空自衛隊の活動について「戦闘地域であるバグダッドへ多国籍軍の武装兵員を空輸するのは、他国の武力行使と一体化した行動。イラク復興支援特別措置法と憲法9条に違反する」と述べ、違憲判断を示した。
自衛隊のイラク派遣をめぐっては、全国11地裁で同様の訴訟が起こされているが、派遣を違憲とした司法判断は初めて。原告側は判決後の記者会見で上告しない方針を明らかにした。勝訴した国側は上告できないため、今回の名古屋高裁判決が確定する見通しだ。
訴えていたのは、自衛隊イラク派兵差止訴訟の会(池住義憲代表)のメンバーと、天木直人・元レバノン大使の計1122人。原告側は「イラク派遣は憲法9条に違反するほか、憲法前文に掲げられた平和的生存権を侵害され、精神的苦痛を受けた」などと主張し、派遣の差し止めと違憲確認、損害賠償を求めていた。
判決はまず、憲法9条の政府解釈について、「自衛隊の海外活動で他国の武力行使と一体となるような行為は禁じている」とし、イラク特措法も自衛隊の活動を「非戦闘地域」に限定していると指摘。その上で、判決は首都バグダッドを「多数の犠牲者を続出させており、イラク特措法のいう『戦闘地域』にあたる」と認定し、航空自衛隊の空輸活動のうち、少なくとも多国籍軍の武装兵員をバグダッドへ空輸する行為については、「他国による武力行使と一体化した行動で、自らも武力の行使を行ったとの評価を受けざるを得ない」と結論づけた。
平和的生存権については「憲法上の法的権利として認められるべきで、これを根拠に裁判所に損害賠償請求などの救済を求めることができる場合がある」との判断を示した。その上で、「確認の利益を欠く」などとして違憲確認や派遣差し止めの請求を不適法と判断。損害賠償請求についても「派遣によって原告らの平和的生存権が侵害されたとはいえない」と退けた。
防衛省の増田好平次官は17日の定例記者会見で、「違憲とされたことは大変遺憾。活動は憲法の範囲内で適正なものと考えている」と述べた。
昨日の名古屋高等裁判所にて、航空自衛隊のイラク派兵に対して、憲法違反の判決の出たことは、憲法をめぐる幾多の裁判のなかでも歴史的なものではないでしょうか。
政府は、「イラク特租法」を強行して自衛隊をイラクへ派遣しました。その時、憲法第9条を論拠に多くの国民から反対されたのも当然でした。9条は、海外派兵や武力行使を禁じているのですから・・・・。
しかし、当時の小泉首相は、「自衛隊のいるところが非戦闘地域だ」なる、理屈にもならない「迷言」を叫んで、ブッシュアメリカの言いなりに自衛隊をイラクへ送り込みました。
その後、札幌を始め、全国11ヶ所で、「イラク自衛隊派遣差し止め訴訟」(通称、イラク裁判)が展開されていました。 それらのすべては、地方裁判所の1審段階で「棄却」となっていましたが、高等裁判所への上告の中で、まず、名古屋高裁で「違憲判決」が出されたのです。
5月からは、全国の先陣をきって裁判を起こしてきた札幌で、高裁での審議が開始されます。
ここで、被告である「国」への要望です。
第1に、今回の高裁判決を真摯に受け止めて、イラクから航空自衛隊を直ちに帰国させることです。
第2に、今回の違憲判決に恐れをなして、札幌高裁に圧力なんかかけないでほしいことです。 そして、
第3に、地裁段階でも行ってきた「法廷内での沈黙」をあらため、高裁では、原告の主張を無視せず、かみ合った論戦を展開すべきです。
ともあれ、今回の「名古屋・イラク違憲判決」は、憲法9条をめぐる歴史的な判決であることはいうまでもありません。
これを力に、憲法遵守の取り組みの進むことを心から願ってやみません。
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日本看護協会(久常節子会長)はこのほど、4月からスタートした後期高齢者医療制度に関し、今回の診療報酬改定で訪問看護に対する報酬が充実した点について評価する声明を発表した。
多くの国民の中で怒りが沸騰している「後期高齢者医療制度」をめぐり、日本看護協会は、「後期高齢者終末期相談支援療養費」を取り上げて評価する声明を発しました。
この「療養費」なるものは、終末期を迎えそうな高齢者の方に対して、そのご家族も含めて、在宅で死を迎える様な「合意書」を作成すれば診療報酬がつくというものです。
これは、体裁の良い「終末期患者さんの病院追い出し」を促進しょうとする厚労省の医療費抑制政策のいっかんにすぎません。
患者さんが、自分の死を迎える場所を前もって決めて、「合意書」まで作成する必要なんてありません。ましてや、それに診療報酬までつけて・・・・。
人間が死を迎える形は、多種多様です。また、その時期、病態、周りの環境によりずいぶん変わるものではないでしょうか。
今回の「後期高齢者医療制度」の強制で、お年寄りの生活状態は、ますます貧困化するのは目に見えています。
そうした逼迫した経済状態のなかで、ゆったり医療費の自己負担分を負担することがでず、また扶養してもらう家族への「迷惑」に遠慮して、「入院をあきらめて、お金のかからない在宅死」を選択させられる高齢者の増加が危惧されます。 そして、在宅死に送られる方は、確実に死期を早める事になります。
いわば「早期在宅死」への道を公式に認める通行手形みたいなものです。
なにが何でも「医療費削減」を推し進めようとする政府・厚労省が、そうした経済的弱者のお年寄りにやむなく病院での治療をあきらめさせることを狙っているのが、今回の「後期高齢者終末期相談支援療養費」ではないでしょうか。
「在宅で死を迎える」という美名のもとに、実は、「早期在宅死を誘導する」今回の処置に大きな疑問を持たざるを得ません。
また、「終末期のあり方」は、75才以上のお年寄りに限られる事ではないことは、「自明の理」です。
にもかかわらず、「早期在宅死を誘導」する、今回の「後期高齢者終末期相談支援療養費」は、「医療費削減のためには、命も削る」厚労省の魂胆を明らかにしています。
生命と健康を守る医療従事者の中にいる看護協会がこうしたとんでもない政策に賛意を表明するとは・・・・・・、開いた口がふさがりません。
「後期高齢者医療制度」全体への評価をもっと明確にすべきではないでしょうか。
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負担増数万円 『ひどい』 後期高齢者医療(2008年4月16日 東京新聞朝刊)
「引き落とし額の多さに驚いた」-。後期高齢者(長寿)医療制度で、年金からの保険料天引きが始まった十五日。各地の役所の窓口には、制度の内容などを確かめようとするお年寄りが次々訪れ、担当部署の電話はひっきりなしに鳴り続けた。国民健康保険(国保)で手厚い助成をしていた東京二十三区では、新制度で負担増となる人が続出。不満や戸惑いが広がった。
東京都世田谷区役所を訪ねた内藤成子さん(81)は、二カ月分で約三万円の天引き。「一割も増えた額を見てびっくりした」という。糖尿病の治療費と薬代で月約一万二千円が消える。「介護保険料などを払えば手元に残るお金はわずか。老人は死ねということか」と怒りをあらわにした。
「年金生活者に年五万円近い負担増はきつい」。府中市で妻(78)と二人暮らしの芝敬一さん(79)は年金からの天引き額を見て驚いた。年間保険料は、二人で十七万五千四百八十二円。前年の国保の保険料と比べ、四万八千円余の負担増だ。「七十五歳以上を従来の医療制度から切り離すのは、社会保障制度からの除外を意味する」と訴えた。
十月から月額六百円の負担増となるという豊島区の独居女性(86)は「年金保険料や道路財源で無駄遣いをしている話を聞くと、本当に大事なことをもっと考えてほしい」。同区の丸山文佐雄さん(80)は「肺の病気が進んで費用がかさんだら…」と顔を曇らせた。
墨田区役所に来た菅原三治さん(82)は三万四百円の天引き。「夫婦で年間三万-四万円の負担増。八十を超えた年金生活者には正直言って厳しい」。保険料が年間四万円以上上がるという男性(88)は「弱者にしわ寄せするのはどうか。国のため、家族のために働いてきたのに寂しい」と話した。
「取りっぱぐれがないようにするという感じでひどい」。江東区役所に相談に来た男性(77)は、天引き制度をこう批判する。「分割で払うしかない。誰がこんな法律をつくったのか」と憤った。
「全員が天引きされる」との誤解も広がっている。国分寺市や府中市では「なぜ引かれないの」との問い合わせが目立った。武蔵野市の担当者は「天引きされないことで保険を受けられなくなると誤解している人がいた」と話した。
「厚生年金は消えたままなのに、先に保険料だけが天引きされるなんて…」。東京・多摩地区の賃貸住宅で一人暮らしをしている女性(79)は、年金からの後期高齢者医療保険料の天引き額通知書を見てこう憤った。
月五万円余の国民年金が唯一の収入だが、十五日、二カ月分の医療保険料千八百円と介護保険料四千八百円が天引きされた。家賃と共益費で月三万三千円余、光熱費や電話代などで月約二万円、食費は月一万円に切り詰める。蓄えを少しずつ取り崩して暮らす。
女性は二十二歳で離婚し、働きながら女手一つで娘二人を育て、年金保険料を払ってきた。六十五歳になったときに受給申請をしたが、「七四年に厚生年金の脱退手当金約四万九千円を支給済み。九年五カ月分の厚生年金は受け取れない」と窓口で言われた。
脱退手当金は結婚や退職で厚生年金を脱退する際、納めた保険料を精算して支払われる一時金。女性は「受け取った覚えはまったくない」と驚き、“消えた年金”を取り戻す戦いを始めた。昨年八月に総務省の第三者委員会に訂正を申し立てたが、結論が出るまで「早くてもあと三カ月かかる」と言われている。
昨日は「4・15ショック」と言われるほど、75才以上の方々に生命と生活への大きな不安をもたらした日となりました。 わずかな年金からも有無を言わさず「保険料を取り立てる」やり口は、国民の生活そのものを破壊する結果を招きます。
すでに行われている「介護保険料」と併せて行われる年金からの天引きは、多くの高齢者にとっては、まさに「命の天引き」となってしまいます。
厚労省の試算では、独居老人など7~8割は、負担減(本日の日経新聞)と言っていますがはたして本当なのでしょうか。
一方で、①夫婦の年収が520万円以上、②東京23区や名古屋市、仙台市など39の自治体に住む高齢者、③息子や娘の被扶養者として加入していた高齢者のかた方は、保険料が値上がりすることも事実なのです。
そして、舛添厚労相は、「どうせ払うものなら、支払窓口に来る手間が省ける」などと、あたかも「国民への配慮」を語っていますが、これも彼特有の詭弁です。
国や厚労省からすると「取りっぱぐれ」るリスクを少なくしているにすぎません。
本当に国民の事を思うなら、こんな制度をきっぱりと中止すべきではないでしょうか。
すでに与党内部からでさえも本制度に対する疑問がわき上がりつつあるのですから・・・・・!!
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今月からスタートした後期高齢者医療制度(長寿医療制度)で15日、保険料の年金からの天引きが初めて行われた。自治体の窓口にはこの日も問い合わせや苦情が寄せられ、制度の周知不足が改めて浮き彫りになった。天引き額は事前に通知されているが、金融機関の口座に振り込まれた年金額を確認し、険しい表情を浮かべるお年寄りもいた。
この日、年金から2か月分の保険料を天引きされたのは約832万人。新制度には約1300万人が加入しているが、年金額が少ない約300万人は天引きの対象外。システム整備が間に合わなかったことなどから、東京都新宿区など都内14区、横浜市、さいたま市など計31自治体が10月以降に先延ばしした。
新制度への移行による負担の増減について厚生労働省は「一般的に低所得者層は負担減、高所得者層は負担増になる傾向になる」と説明しているが、周知不足も相まって、自治体などには問い合わせが殺到。東京都の広域連合では、3月10日に開設した問い合わせセンターにこれまで約1万2400件の問い合わせがあった。◇ 「後期高齢者」とされたお年寄りは、天引きに様々な感想を漏らしている。 「もらうべきお金をもらっていないのに」。
東京都内に住む女性(79)は怒りが収まらない。 以前に会社勤めをしていたのに厚生年金が支給されないとして、昨年、年金記録確認東京地方第三者委員会に救済を申し立てたが、まだ結果が出ない。月約5万円の国民年金を受給しているが、介護保険料に加えて高齢者医療の保険料も天引きされることになり、「ずさんな処理をしておいて、持っていく時は有無を言わさずだなんて」と憤る。
金沢市では15日、天引き開始に合わせて庁舎に問い合わせ用の特別窓口を置いた。窓口には業務開始前から5人が並び、電話は午前9時前から鳴り続けた。銀行で天引き額を確認してから窓口に来たという男性(87)は「天引きされていた保険料が高すぎて納得いかない」と話した。
長野市役所を訪れた男性(82)は「保険料が1000円高くなった。制度自体はいいと思うが、周知などのやり方がまずすぎる」。86歳と82歳の夫婦も「パンフレットを見ても訳が分からないので、窓口に来た」と話していた。
東京・江東区役所では、訪れた男性(76)が「保険料を引かれると月6万円くらいの年金収入になる。年寄りは早く死ねということか」と嘆いていた。
自治体担当者からは「保険料が決まるのが遅すぎた」などと国の対応への不満も漏れる。東京都足立区では昨年12月以降、約40回の説明会を開いてきた。それでも、担当課には問い合わせが殺到。今月上旬は、窓口に直接相談に訪れた高齢者だけで1日平均約100人。保険料を通知した10日以降はさらに増え、「どれが保険料か分からない」という指摘もあったという。
後期高齢者医療制度 75歳以上の全員と一定の重い障害のある65~74歳が加入する新しい医療保険制度。対象者は国民健康保険などから移行する。保険料の全国平均は年約7万2000円で、原則、年金から天引きされる。
本日から「後期高齢者医療制度」の保険料の徴収が始まりました。当然、年金からの天引きが行われています。
拙速に、国民への周知も徹底しないうちに「どさくさ紛れの見切り発車」です。
多くの国民からこれだけ批判されながらも制度の導入を急ぐ福田内閣の姿をみていると、もっと「本質的な批判」をかわすために、「手続き上の批判」に問題を矮小化しているようにみえてなりません。
1)国民への丁寧な説明もさる事ながら、一番問題なのは、75才で線引きして、「年齢による差別医療」を導入していることです。 具体的には、「高齢者外来包括医療」です。
1ヶ月6000円の医療包括医療費で75才以上の高齢者の医療を賄えというのです。 これでは、患者さんに充分な医療を提供することはできませんし、良心的な医療機関に対しては、赤字経営を強いるものなのです。
結局は、高齢者への医療を不十分なものとし、高齢者を早死にへ向かわせようとするものなのではないでしょうか。
2)また、医療費抑制政策の中で、診療報酬の引き下げ・据え置きとともに、国民負担を増加させる手段として、増えることが予想される高齢者医療に「高齢者への受益者負担」を押しつけていることです。
今回の保険料が見直しが行われる2年後には、「財政難」を理由に大幅に引き上げられる事が充分に予想されるものです。
納入不可能のとなった「滞納者」からは、保険証を取り上げ、短期保険証・資格書を発行することになっています。
これまでも国民保険制度では、高齢者の滞納世帯からの保険証取り上げは、曲がりなりにも制限されていたのに、今度は公然と取り上げられることになりました。
これは明らかに、「貧者」における医療機関へのフリーアクセスの阻害を恒常化するものなのです。
こうして、日本の医療制度のあり方を左右する今回の「後期高齢者医療制度」は、高齢者の問題ではなく、医療と福祉、社会保障全般の関わる、まさに国民全体にかけられたものである事は言うまでもありません。
反省・お詫びを繰り返す、福田首相は、この「後期高齢者医療制度」の撤回とともに、自らの自らの内閣の幕引きを決断すべき時期ではないでしょうか。
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そのうえで、「これから一生懸命説明し、理解していただく。総合的に考え、こういう制度が一番いい」と強調した。
「後期高齢者医療制度」への国民からの反発に対して、福田首相が、「不手際と説明不足」で反省?の弁を述べています。
しかし、「後期高齢者医療制度」が明らかにしている問題点は、「不手際と説明不足」などでは、ありません。
75才以上の高齢者を「年齢」で線をひく、差別医療の導入であり、また、解決の糸口すら不明確な「消えた年金」から保険料だけは確実に天引きされる事などにたいする、「心の怒り」ではないでしょうか。
さらには、このどさくさに紛れて、外来での「定額医療制」を導入して、後期高齢者から順番に「劣化した医療」の提供を始めようとしているのです。これも明らかに高齢者への差別医療の始まりではないでしうか。
さらに追い打ちをかけるように、舛添厚労相が来年度の「介護報酬改定」とリンクさせて、「介護保険料」の値上げを示唆し始めました。
福田首相に求めている国民の声は、「反省」などと詭弁を弄することではなく、「後期高齢者医療制度」そのものを中止・撤回することなのです。
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舛添要一厚生労働相は十一日の衆院厚労委員会で、二〇〇九年度に実施予定の介護保険の報酬改定に関し「全力を挙げて報酬を引き上げたい。そのために介護保険料も引き上げたい」と述べ、報酬、保険料とも引き上げる方針を表明した。
舛添氏は「介護に携わる方々の処遇がよくないという問題意識を持っている」と述べ、低賃金による介護の担い手不足の深刻化を理由に挙げた。しかし保険料引き上げによる国民の負担増は今後、論議を呼びそうだ。
二〇〇〇年度に導入された介護保険制度では、事業者に支払われる介護報酬を三年ごとに改定。過去二回はいずれも引き下げた。
「後期高齢者医療保険制度」を強引に導入して、国民から非難囂々のなか、今度は、舛添厚労相が「介護保険料」の値上げを表明しました。
多くの高齢者が、少ない年金から後期高齢者医療保険料を天引きされ、これからの生活の成り立ちに大きな不安を抱いている中、今度は、「介護保険料」の値上げ宣言です。
政府・厚労省は、どこまで庶民をいじめるというのか・・・これでは、「後期高齢者医療保険制度」で痛めつけられてる高齢者の「傷」に塩を塗りつけるようなものです。
国民を馬鹿にするにもいい加減にしてほしい!!
「診療報酬」や「介護報酬」が低すぎるのは、以前から指摘しているところです。しかし、そうした事態を逆手にとって、今度は「保険料」の値上げでそれをやりくりする、これが、政府・厚労省の考えているところです。
「保険料が高くなるのは、介護報酬や診療報酬が高いからだ・・・」と言って、国民と医療・介護従事者の対立をあおるような「方程式」を持ち込もうとしています。
そこには、政府・厚労省の責任を巧妙に回避させようとする魂胆が見えています。
本来は、国政の責任で、「診療報酬」と「介護報酬」を大幅に引き上げるべきです、その一方で、医療・福祉に対する国民負担はもっともっと軽減すべきなのです。
にもかかわらず、「介護保険料」の値上げを公然と平気で提案する舛添厚労相は、国の厚生行政の責任者としては、全く不適任ではないでしょうか。
私は、「年金問題」や「後期高齢者保険制度問題」と併せて、舛添厚労相の辞任を求めるたい気持ちです。
同時に、医療・福祉問題も争点のひとつとした総選挙をおこない、国民の信を問うてほしいものです。
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