(2008年02月06日朝日新聞)
「戦場のつもりで記者会見に臨む」「無意味な質問は容赦なく論破したい」。知事としての初めての記者会見。橋下知事は強気の姿勢で次々と記者の質問に答え、1時間あまりの会見を終えた。
会見冒頭、橋下知事は「財政非常事態宣言」を読み上げ、「私の掲げた重点施策も計上できない」と表明した。選挙戦で掲げた公約をあっさり見送り、「お金のかからない範囲で公約実現に取り組みたい」と語った。
記者の質問が殺到したのが「府債発行ゼロ」方針。既に地方交付税で補われる臨時財政対策債などは容認姿勢を打ち出し、発言に揺らぎが見える分野だ。橋下知事は会見で建設事業のための府債も「必要性と根拠を吟味したい」と起債容認ともとれる発言をしつつ、「原則は認めない」との姿勢は崩さなかった。
一方、歳出削減の焦点となる人件費削減については「具体的な指示はしていない」と明言を避け、大幅な歳出削減の方法ははっきりしないまま。以前、口にした予算編成の知事査定の公開も「どの段階から公開するか明確にしないといけないので基準を明確化していく」と語るのみだった。
橋下大阪府知事が最初の記者会見で、早くも「空回り的エキサイト」で張り切っています。
記者からの質問に「論破するで」は、まだバラエティー番組の習性が抜けきらずにいるのでしょうか。
一応選挙で選ばれた知事です。たまには記者からの理不尽な質問もあるとは思いますが、記者会見は『論争の場』ではありません。
やはりだされてくる質問は、府民からの疑問として受け止めるぐらいの謙虚さがあってしかるべきではないでしょうか。
それと気になるのが、早くも選挙公約の実現の見送り発言が出てきているところです。最大の目玉だった「子育て支援」もです。
知事の言動や政治姿勢は、バラエティー番組みと違って府民の生活を左右し、又、自らの政治責任に跳ね返ることを肝に銘じるべきです。
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