< 「全国医師連盟」結成へのおもい | メイン | 『杉浦千畝物語』に期待==もう一人の杉浦... >

 再診料引き下げを再提案 診療報酬改定で厚労省

2008年01月16日 朝日新聞) 厚生労働省は16日、08年度の診療報酬改定について、開業医の再診料引き下げなどを盛り込んだ骨子案を中央社会保険医療協議会(中医協)に示した。開業医の報酬を引き下げることで、勤務医を中心とした医師不足対策の財源を捻出(ねんしゅつ)するのが狙いだ。だが、開業医の影響が強い日本医師会は再診料引き下げに強く反発しており、調整の難航は必至だ。   外来の初診料は、開業医も勤務医も2700円で同額だが、2回目以降の診療にかかる再診料は開業医710円に対し、勤務医は570円(ベッド数200未満の病院)で、開業医が優遇されている。厚労省は昨年11月の中医協で、開業医の再診料引き下げを提案したが、医師会の反発でいったん撤回していた。   昨年末、薬価を除く診療報酬の「本体部分」の0.38%引き上げが決まったことを受け、この日、再診料の引き下げを再提案した。だが、医師会出身の委員が「引き下げは開業医の経営を悪化させる」と強く反発し、結論を持ち越した。2月半ばまでに最終決定する。   骨子案では、医師不足対策として、勤務医の中でもとくに深刻な産科や小児科、症状が重い急性期医療を担う病院への報酬の引き上げなどを盛り込んだ。また、開業医の時間外の報酬を引き上げて夜間診療を促し、勤務医の救急医療の負担を軽減する。  
 このほか、高齢者が長期入院する療養病床については、前回の06年度改定で大幅に引き下げた入院基本料を再度引き下げることが示された。厚労省は現在36万床ある療養病床を20万床程度まで削減する方針で、報酬の引き下げにより療養病床の介護保険施設への転換を促すのが狙いだ。
 
以前に指摘したように、来年度の診療報酬、「本体部分」0.38%の引き上げが、如何にいい加減なものであるのかがよく分かります。 

「2度続いたマイナス改訂にストップをかけた」などとのんきなことを言っていると、国と厚労省は、次の手を予定していました。 

「開業医の再診料をさげて、勤務医に廻す?」とんでもない!! 

平たく言えば、「開業医からお金をとりあげて、産科や小児科へ廻すから、開業医と勤務医=病院で僅かなお金(診療報酬)を分捕り合ってみては?」ということです。 

厚労省は、この「分配」を「通じて、あわよくば「開業医と勤務医の対立」を期待しているのかもしれません。勿論、医療従事者の力が強くならないようにです。 

「全国医師連盟」は、厚労省の思惑に乗らず、開業医も勤務医も一緒になって進むことを先日の総決起集会で宣言しました。 

何度も言うように、「医療費抑制政策」が根本にあって、それを転換して「医療費増加政策」としなければ、何の解決にもならないのです。 

「アメリカに給油するなら、病院へ給油しろ!!!」(

本田宏先生談)なのです。 

さらにもうひとつ、「療養病棟の入院基本料の再度引き下げ」を提示しています。 

全く無謀な療養病床削減を進めている厚労書は、今回の引き下げで、療養病床の経営に決定的な打撃を与えるつもりです。 

これでは、全国的に「病院倒産」・・「病院崩壊」・・「医療崩壊」が進行し、それが引き金になって、「地域崩壊」が加速してくるのではないでしょうか。 

新年早々、ノンビリしていられません。 

固定リンク | コメント (0) | トラックバック (0)

トラックバック

この記事のトラックバック URL

http://blog.m3.com/northcosmos/20080117/1/trackback

コメント

コメントはまだありません。

コメントを書く

ニックネーム*
メールアドレス*
URL
内容*
※「利用規約」をお読みのうえ、適切な投稿をお願いします。
北のCOSMOS
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2008/11 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着エントリー

新着トラックバック