昨日、原爆関連のNKHのふたつの番組を観ました。ともに、核廃絶と平和への思いを確かなものにする、内容の深いものでした。
『吉永小百合・言葉で平和を紡ぎたい』は、以前から続けられてきた吉永さんの「原爆詩の朗読」をその出発点から紹介してくれました。
吉永さんが、出演した映画「ひめゆりの塔」で受けた感慨とその時点での不消化が、原爆と平和問題への関わりを動機づけた事も分かりました。
その後の、TVドラマ「夢千代日記」も吉永さんを原爆問題へ近づけたとのことでした。
吉永さんが、「朗読」を継続する中で、それに参加した若者が吉永さんの影響を受けて、今度は、自分の心で、さらに若い人々や子供達に、原爆と平和の心を伝えていく姿に深く胸を打たれました。
6月に東京で行われた朗読会で、野坂昭如作の戦争童話「ウミガメと少年」への挑戦は、これからの『吉永平和朗読会』が原爆から平和問題へとさらに新しい段階に発展してゆく可能性を感じました。
もう一つは、「原爆のせいじゃなかとですか」です。小学2年生で長崎市の隣町で被爆した森内実さん(70才)が、肝炎や癌に苦しみながら「原爆症認定訴訟」に立ち上がっている事を伝えてました。
番組は、その森内さんの思いと行動を軸に、原爆被害のなかでも今まであまり解明されていなかった『入市被爆者』と『残留放射能』のへの警告を発していました。
長崎大学医学部、病理学教室関根教授や放射線生物学教室の鈴木準教授が、生体被爆の実態と体内被曝が起こす染色体異常のメカニズムを分かりやすく解説してくれました。先生方の地道な研究に頭の下がる思いでした。
しかし、国の原爆症認定基準は、「DS86」(Dosimetoric System 1986)と言う米国ネバダ州での核実験の際の土壌内放射線量のみを基準にしているもので、実際の被爆とは、彼離れていることも告発していました。
さて、国は原爆訴訟で6回続けて敗訴しています。
7月末に出された、熊本地裁の判決にも、昨日(8月9日)、控訴の手続きをとりました。
安倍首相は、今年の広島・長崎で「原爆症基準を見直す。被爆者対策を充実させる」などと語っています。
もし、そうだとするならば、6つの地裁判決を受け入れ、控訴を取り下げるべきではないでしょうか。
昨日の、熊本地裁での国の控訴は、安倍首相の「二枚舌」のなせる技です。
これらの番組は、必ず再放送があります、お見逃しの方は、是非ご覧下さい。
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安倍さんの2枚舌は相当なものです。控訴する位なら言わなければいいのに、、、リップサービスもいい加減にして欲しいものです。
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