「パッチギ」=“頭突き” “突き破る” “乗り越える”  

井筒和幸監督作品の「パッチギ」を観劇し、そこに流れてくる「イムジン河」を何度も聴きました。 パッチギとは、ハングル語で「頭突き」とのこと。

劇中で主人公の1人は、立ち回りで相手に何度も「頭突き」を食らわしていました。 

パッチギとは、別の意味で“突き破る”“乗り越える”という意味もあるそうです。

 物語は、京都で生きる在日朝鮮人の若者の恋愛と喧嘩騒ぎを軸に、日本と朝鮮の間に横たわる溝を若者の純粋さと行動力で“乗り越え”ようとする痛快さ溢れるものでした。 

そして、そのバックに「フォーククルセイダーズ」の名曲とともに流れる「イムジン河」の音色と歌詞は、朝鮮半島の美しさと厳しい現実を問題提起しているようでした。 

一時は、「放送禁止」にまでなったのが、この「イムジン河」でした。

 私が、小学生の頃、近くに在日の方々の住まいがありました。

そこでは、相当過酷な生活を強いられていたのを何となく記憶しています。しかし、当時から、子供どうし、一緒によく遊び、今でも仲の良い友人の仲間です。

  今日では、北朝鮮による「日本人拉致問題」や「核問題」・「ミサイル問題」など、映画で描かれていた1968年とは、比較にならないほどの難問が日朝両国の間に横たわっています。

 日朝両国が、諸問題のへの誠実な姿勢と立場を確立し、一日も早く平和で思い遣りのある両国関係を築きたいものです。 

それこそ、両国間の難問を“突き破り” “乗り越える”、つまり、パッチギする必要性を感じさせられました。 

また、こうした深刻な問題を、ある意味コミカルに、かる~く描いて人々を感動させる、井筒和幸監督に拍手です。

 今、その続編「パッチギ、Love&Peaceが劇場で上映されています。

 私は、週末に映画館へ足を運ぼうと思います、いつものようにシニア夫婦割引(二人で2000円)を利用して・・・・。 

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昨秋スタートの国立病院間の医師派遣、半年で打ち切りに

2007年05月31日 朝日新聞)

国立病院でも深刻化する医師不足に対処しようと、全国146病院を管轄する独立行政法人・国立病院機構が「緊急医師派遣制度」を昨秋導入したものの、半年で中止に追い込まれていたことがわかった。

一方、31日に医師確保対策を決める政府・与党は、「即効性のある対策」として、国立病院の医師らを地方の病院に派遣する制度を打ち出す。同機構は「国立病院間でも難しかったことなのに」と困惑している。

 同機構は昨年9月、都市部などの国立病院から地方の国立病院に医師を派遣する制度を導入した。

東北などの病院で、医療法で定められる標準医師数に届かずに、病院収入となる診療報酬をカットされかねない恐れが出てきたためだ。

 

派遣元となったのは、東京医療センター(東京都)など29病院。派遣医師に1万円の日当を上乗せするなどした。

 

だが病院側からは、「医師が担当する患者のケアが途切れる」「チーム医療が維持できなくなる」などと断るケースが続出。それでも、応じた病院から、米沢(山形県)、釜石(岩手県)、八戸(青森県)の3国立病院に派遣された。

 

医師数は延べ108人に上った。派遣期間が数日~2週間と短期にとどまったためだ。それでも派遣元からは「継続困難」との訴えが相次いだ。同機構は、今年3月末に制度自体を打ち切らざるをえなかった。

政府・与党が描く確保対策は、都道府県の拠点病院が地域の自治体病院などに医師を派遣しても足りない場合に、国立病院機構などがプールした医師らを数カ月~1年間派遣する。国立病院の医師らを登録して派遣医師をプールする計画。

さらに定年退職して間もない医師らも公募して登録してもらう。さらに医師への動機付けとして、派遣終了後のポスト確保や留学・研修といった「特典」も検討している。

自民党幹部は、6月中にも最初の医師派遣をさせたい考えを示しているが、機構は「国立病院同士の調整すら難しい」としており、必要な医師数を集められるかは不透明だ。
 

政府・与党が提示している「緊急医師確保策」の中で、最初に上げられている「医師不足地域に対する国レベルの緊急医師派遣システムの構築」が、昨年、既に中止に追い込まれていたのです。

 

 

「医師標欠」を回避する事もあり、国立病院間で行ったそうですが、派遣する病院・医師が確保できませんでした。 

 

それを反省した政府・与党は、派遣終了後のポスト確保・留学などの「特典」などを検討しているそうです。 

 

ちょと、待ってください。こんどは、「緊急医師確保」に応じた医師にポストや特典で「手なずけ?」ようとするのでしょうか。 

これこそ全くの官僚的発想ではないでしょうか。政治家や官僚の世界では、こうしたポストや特典、一部「お金」で、政府・与党の政策どおりに動く方々がいるのかもしれません。 

 

こうした政策は、地域住民の生命と健康を守り、地域医療の崩壊を防ごうとする「真摯な志」を持つ医師には通用しない考え方のように思います。 

 

こんな「小手先的」で、選挙対策的取り組みでは、地域の医療崩壊を止めることは出来ません。

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