学会出席のため、神戸に来ています。(ホテルが取れず、滞在は、大阪ですが・・) 

 第80回日本整形外科学会学術総会が京都大学中村孝志教授が会長として開催されています。

第2日目に行われた今回の総会での会長講演が、今日の時代認識を示したものとして、共感を受けました。

正確を期するため、今回は、学会抄録を引用して紹介いたします。

今、戦後の社会の基盤となっていた制度が大きく変わろうしています。

二度と戦争はしない、そして、戦争に導いた全体主義を生まない民主主義を作ってゆくものとして戦後は始まりました。

60年が経過し、社会が大きく変化する中で、戦後の体制を支えた憲法や教育の基本が見直されようとしています。

国内外の社会や経済の多くの問題が、医療の世界ににも反映し、変革の時代を迎えています。

政府は、国際標準という米国に追随したグローバリゼイションに変革の方向を向けていますが、果たしてその方向がわが国の医療にとって最良なのか、判断に迷います。

実際の講演では、具体例を交えながら説得力のある内容でした。

本日の特別講演でも、守屋秀繁千葉大学名誉教授も会長講演の内容を賛同的に引用されていました。

1昨年の第78回総会での大江健三郎さんの特別講演にも大変感銘しました。

しかし、今回の会長講演を拝聴して、日本の整形外科学と医療が社会の流れの中に存在することが、なおいっそう強調されたような気がしています。

なお、今回の総会では、「託児所」が会場のホテル内に設置されていました。知り合いの女性医師の先生が、生後6ヶ月のお子様を抱いて出席していましたので・・・。

学会が時代の流れを反映し、実行に移している努力に拍手でした。

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