医師不足問題を担当している道保健福祉部技監の貞本晃一(てるかず)医師(54)が自ら志願し、六月一日付で留萌管内羽幌町・焼尻島の道立焼尻診療所長に就任する。
部次長職に相当する技監が、下の課長職ポストの診療所長に就くのは極めて異例。
貞本医師は十六日、高橋はるみ知事の記者会見に同席し、深刻化する医師不足への危機感から、「最後の手段として自分が行くしかないと思った。
高齢者が多い島民の命と健康を守りたい」と、意気込みを語った。志願のきっかけとなったのは市立根室病院の医師不足問題。
貞本医師は「常勤の外科医が一人もおらず、医師が一日おきに当直せざるを得ない状況。助けてほしいと何度も頼まれ、何とかしたいと思った」と話す。貞本医師ら道の担当部局は焼尻診療所に勤務する外科医(32)の派遣を検討。
しかし、同診療所は医師一人と看護師一人だけの体制で、後任医師が見つからないと島からは医師が一人もいなくなってしまう。
このため、貞本医師が自らの赴任を決断した。これにより、診療所の外科医を市立根室病院に六月一日付で派遣することも可能となった。 貞本医師は内科医。一九八五年に道職員となり、浦河、帯広、稚内の各保健所長を経て、九九年から道保健福祉部などで医師不足解消策の策定や病院間の医師の調整役を果たしている。医師不足が深刻化している北海道で、道保険福祉部技監、貞本晃一先生が焼尻島の診療所へ赴任することとなりました。
貞本先生は、卒後、私の所属する病院で研修していました。誠実で温厚な内科の先生でした。
その後、前記の経歴の他に道立病院院長も経験されました。
その貞本先生が、この様な行動にでたとは、驚きでした。
しかし、こうせざるを得ない程の医師不足が、医療現場と担当行政部門途のやり取りがあったものと思います。
これほどの医師不足が地方を中心に進行していると言うことを政府・厚労省が、先ずは認識すべきでではないでしょうか。
これにより根室の外科医師体制は、短期間・多少は一息つけるかもしれませんが、問題の解決には至りません。
また、離島というある意味特殊な事情を抱える焼尻島での医療活動は、そう易しいものではありません。
北海道のみならず、全国の僻地・離島で献身的に地域医療に取り組んで居られる多くの先生の存在にも光が当てられなければなりません。
今回の事態に際して、貞本晃一先生のみならず全国で活躍されているの先生方の健闘を願う1人です。
そして、医師不足の解決のために、一時も早く、質を保障する医師養成数の増加をはかり、医師の過重労働と病院経営を困難にしている「医療費削減政策」をストップしてほしいものです。
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コメント一覧
海外に逃亡している私としては、日本の医師不足問題は蚊帳の外で心苦しいのですが、いつか日本に帰って微力ながら貢献できればと考えています。
教育、改憲の問題より医療問題が待ったなしのはずですが、日本の政治に危機感がないのが信じられません。アメリカは大統領選に向けて医療問題はイラク問題と並んでホットなのは日本と対照的です。
コメントをありがとうございます。
私も日本で医療問題が後景に押しやられているのが、納得出来ないのですが・・・。
先生の帰国を心待ちにしています!!
日本の医師がどんなに足りないかが良くわかりますね。
いつか貞本先生に直接、お会いして『その心とこれからの見通し』などを聴いてみょうとおもいます。
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