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 昨日、医学生の主催で「中村 哲先生、札幌講演会」が開かれました。

 

 

アフガンでのボランティア活動を始めてから25年以上の経験の一端をお話してくれました。 

当初は、「ハンセン氏病コントロールプロジェクト」として、パキスタン・アフガンで活動を開始しました。

その後、ハンセン氏病だけでなく、さまざまな感染症の予防と治療へと分野を拡げてきました。 

今では、「人間の生命そのもの」を支える『水』の確保のために、井戸を掘り、灌漑設備の建設に力を注いでいます。 

そうした中で、「ソ連のアフガン侵攻」、「タリバーンのアフガン支配」が起こり、そして現在、「9.11後に進められたアメリカ中心の軍事侵攻」が続いています。 

 

中村先生は、淡々と語ります。 

 

どうして、アフガンなのですか? 

 

「アフガンとの出会いは、いわば、偶然?です。あえて言えば・・・山登りと蝶(特に、モンシロチョウ)が好きでしたから、そのルーツも確かめたかったから。」 

臨床医の原点は、相手の気持を理解し、喜んでもらう事です。アフガンだけでなく、日本でも、岩手県でも、そして特に医師不足で悩む北海道でも・・・。医療を求める人が待っているところならどこでもなすべき事があります。」 

 

アフガンは、どんなところ?

 

 「アフガンとパキスタンには、そもそも国境なんかありません。住民に『国境』の意識はありません。」 

「アフガンは、山岳国家で、無数の渓谷があり、その渓谷ごとに社会が成り立っています。日本のような中央集権国家ではありません。」

 「そこに、アメリカなどが攻め込んで、支配しようとしても全く不可能な事です。アレキサンダーの時代から今のアメリカまで数多くの国がアフガンを侵略しましたが、全て失敗しました。 それだけではなく、侵攻を試みた国は、その後、国が滅びました。旧ソ連もそうでした。変なジンクスがあります。アフガンとは、そうした国なんです。」 

そして、「現在のアメリカは、間もなくアフガンから撤退せざるをえないでしょう、アフガンの中から見ているともうそうした時期なのです。

カブールは特殊地域で、それ以外の地域では99.9%の住民が反米となっているからです。」 

 

現在、アフガンは、未曾有の干ばつに見舞われています。

勿論、地球の温暖化に中で起こっているものです。 

そうした中でも、住民の命を守るためには、依然として『水』、「飲料水、生活用水、農業用水」が大切な事を訴えています。 

 

今でも、現地の住民と一緒になって、土木作業に力を注いでいる中村先生です。 

 

参加した医学生にも私にも、「臨床医のひとつのあり方」を提示してくれました。 

 

『臨床医の原点は、相手の気持を理解し、喜んでもらう事です。』と・・・・

 

淡々とした中村先生の語り口と、情熱的な話の内容に、多くの医学生が引き込まれていました。

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中村 哲先生は福岡出身の神経内科医で私もバイト先の病院で先生が帰国中、ご一緒したことがあります。ぺシャワール会の活動にも注目しています。
若い医学生には一人の臨床医の生き方として考えることが多かった講演だったでしょう。
written by Tai-chan / 2007.05.17 18:21
Tai-chan先生

以前から中村先生をご存じだったのですね。

温厚でしかも情熱的で・・・大変魅力のある先生でした。

これからも、中村先生とペシャワールの会を注目してゆきたいです。
written by 北のCOSMOS / 2007.05.18 16:16

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