フランス大統領選:サルコジ氏、ロワイヤル氏 決選投票へ支援訴え
◇バイル氏は支持表明せず
【パリ福井聡】22日のフランス大統領選挙第1回投票で決選投票進出を決めた右派・国民運動連合、サルコジ前内相(52)と左派野党・社会党のロワイヤル元家庭担当相(53)の両氏は同日夜、それぞれ勝利集会を開き、5月6日の決選投票に向け改めて支援を訴えた。
3位となり、動向が注目される中道派フランス民主連合のバイル議長(55)次期大統領選への意欲を示唆したものの、決選投票での方針表明は避けた。
サルコジ氏は22日午後8時、開票速報発表直後にパリの国民運動連合本部に現れ「私にはただ一つ望みがある。それはフランス国民を『フランスの夢』に導くことだ」と呼びかけた。
そのうえで、「私が首位で、ロワイヤル氏が2位。
つまり有権者は二つの(異なる)国家、社会、システムを巡る論争を求めている」と指摘し、30%を超える得票を獲得した自らの主張が決選投票でも支持されると自信を示した。
ロワイヤル氏は地元・南西部メルで「有権者は(社会変革に向け)異なる二つの計画を提示されている。
多くの人は強力な法規制や特定企業の利益に左右されないフランスを求めているはずだ。
私は特定な圧力グループや経済界にとらわれてはいない」と、暗にサルコジ氏の政治姿勢批判を展開した。
調査機関IPSOSは同日、決選投票では「サルコジ氏54%対ロワイヤル氏46%」との支持率調査を発表した。
しかし第1回投票で18%を得票したバイル氏がどちらを支持するかで流れは大きく変わる。
キャスチングボートを握ることになったバイル氏は「私は退却などしない。
700万人もが私たちに投票し、フランスの未来への扉を開けた。旧来の左右の対立を超えて大きく強固で独立した中道の流れに行き着くだろう」と改めて中道の存在意義を強調した。
決選投票での民主連合の方針について、バイル氏は言及を避けたが、側近は「支援者にどちらを支持するか告げる前にサルコジ、ロワイヤル両氏から直接話を聞くだろう」と、決定まで時間をかけることを示唆した。毎日新聞 2007年4月23日 東京夕刊
============================日本と同様に、ヨーロッパでも「格差と貧困」が進行しています。
そして、日本と異なるのは、その中に、「移民問題」や「人種問題」が複雑に絡み合っていることです。
そうした中でのフランス大統領選挙です。新自由主義に基づく市場原理での「経済発展」を重視するサルコジ氏と社会福祉の充実を訴えるロアイヤル氏との一騎打ちです。
こうした中で、フランス伝統の「自由・平等・博愛」が名実共に実行されるような政治体制が選択されることを願っています。
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