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小中高校

『徳育』を正式教科に

 教育再生会議(野依良治座長)は二十九日午後、総会と学校再生分科会をそれぞれ開き、規範意識を育て、豊かな情操と道徳心を養うため、小・中・高校で「徳育」を正式教科として位置付けることを柱とする第二次報告のたたき台をまとめた。
 現在、小・中学校では、「道徳の時間」が週に一コマ、年間三十五コマ設けられているが、国語や社会のように学習指導要領で定める「教科」にはなっていない。このため(1)授業の位置付けがあいまい(2)熱心さに欠ける教員がいる(3)教材も充実していない-などの問題点が指摘されていた。
 再生会議では、正式な教科として位置付けるべきだとの考えで一致。たたき台は国や郷土の偉人について学ぶ教科書の作成も提言している。
 ただ正式教科になると通常、評価の対象になる。白石真澄・学校再生分科会主査は記者会見で「将来的には成績判定がされるだろう」と述べた。
 たたき台はこのほか、すべての小学生に一週間の自然体験を促すとともに、民主主義や選挙についての知識や重要性を教え、参政権をきちんと行使できるように育てる「主権者教育」の重要性も指摘している。
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教育再生会議が打ち出してくる「方針」の中で、またも「戦前回帰」「復古調教育」の内容が出てきました。

これは、安倍首相が「美しい国」をめざす中で、「明治・大正の時代」に、思いをはせている事と無縁ではないような気がします。

「規範意識」や「道徳心」などは、人間生活のあらふる分野で求められますが、それ自身が個別に取り上げられると、「一人歩き」してゆくことにもなりかねません。

そして、それが時の権力の都合のいいように利用される可能性が大きいのです。

ましてや、それが正式科目となることは、、他の教科と同じように専任教員を設け、評価の対象となり、成績判定までも行うことになります。

個々まで来ると、「日の丸・君が代」問題どころではありません。

教育基本法改定の影響が早くも出てきているのです。

 

 

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