「毎日バターばかりを食べていれば、皆さんはメタボリック症候群になる。人権だけを食べ過ぎれば、日本社会は人権メタボリック症候群になるんですね」という伊吹文科相の発言が発せられました。
「教育再生の現状と展望」の講演会での発言でした。また、同時に「権利と自由を振り回してる社会はいずれダメになる。権利には、義務がともなっている」とも言っていました。
医学的な定義のある「メタボリック症候群」を日本社会の現状を説明するために持ち出すこと自体、彼のセンスのなさを露呈しています。
しかし問題なのは、「人権」を医学的予防・治療対象となる「メタボリック症候群」と組み合わせる事により、「人権」そのものも「いけないもの」「治さなければならないもの」にしてしまう事です。
現在の社会は、「人権」がもっと大切にされなければなりません。
「乳幼児への虐待」「学校でのイジメと自殺」「お年寄りへの虐待」「配偶者でのDV」「障害者への差別」「セクハラやパラハラ」等、人権に関わる問題は私達のまわりに溢れています。
「格差・貧困問題」や「ワーキングプア」だって、社会的な人権問題としての側面がいろ濃いものです。
「国保の取り上げ」や高い自己負担額で病院に通院出来ない患者さんにとっても医療制度の改悪は、大きな人権問題です。
そして、「核兵器廃絶」や「戦争反対」は、人の生命と人権を最も大切にする課題であるのです。
こうした背景を持つ「人権問題」に対して、現在の社会で「取りすぎどころか、まだまだ足りなさすぎるのが現状」なのです。
現代の民主主義社会において、「人権を守ること」こそが政治の最大の仕事ではないのでしょうか。
今回の伊吹発言は、この様な「人権」に対する挑戦であり、許されることではありません。
また、「自らの任命責任へ波及するのを恐れて安倍首相は、「失言閣僚」をかばい続けています。
これを放置すれば、相次ぐ閣僚の「失言」に「あ~またか」と慣らされる事にもなりかねません。
一時も早く、安倍内閣の退場を願うばかりです。
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