「スウェーデンではベビーブム」が沖縄の海先生から紹介されました。http://blog.m3.com/turedure 少子高齢化の社会の中で生活する昨今では羨ましい限りです。日本における「ベビーブム」は現時点で望むべきもありませんが、「決してあきらめない」事を自分に言い聞かせつつ、健やかにみ育てる事を阻んでいるものを考えてみました。 1)スウェーデンからの報告でも分かるように、子供を安心して育てることの出来る環境と社会保障制度の充実が大前提のようです。出産前後の医師、助産師の手厚いフォローから、十分な保育園、両親への産休と育児休暇の保障などが大切です。 2)また、何人かの子供を産み、育てる事の出来る経済的な保障が両親にあるのかどうか。今日の非正規雇用が増加する中で、若者の生活と将来への不安も高まっています。そんな不安定な生活の中で、子供を育てる事へのモチベーションは上がってこないのではないでしょうか。 3)それどころか、結婚そのものの成立、つまり家庭を創り出すこと自体が困難にされているのが現状です。年収200万円までも到達しない若者も多く、また「ワーキングプア」が再生産されつつある今日では、婚姻の成立自体が減少してくるかも知れません。 4)しかし、一方で結婚と出産が直接結びつかなくても良いのがスウェーデンの社会的合意です。日本でもいずれそれに似た文化が拡がってくるかも知れません。今からそうした事に備えを創ることも重要ではないでしょうか。 5)子供を送り出す先の「学校崩壊」「いじめ問題」も深刻です。学校教育の建て直しが急務ですが、どうか、官僚的な押しつけ改革だけは避けてほしいものです。特に、「改正教育基本法」の具体的な実施には注意が必要です。家族が安心して送り出す事の出来る学校を創りたいです、もちろん私たちも協力してです。 6)そして、子供達を「学校教育」だけでなく、地域ぐるみで育てて行く事を実践したいものです。「地域の中で子供の騒ぎ声が聞きたい」これが私のささやかな希望です。これからのスキーシーズンで、スキー場で子供の歓声を聞くと胸がワクワクしてしてくるのです。 7)大人は、長時間労働から解放され、家庭に関与できる生活を保障することです。いま、問題となっている「ホワイトカラーエグゼンプション」等は、全く逆行する経営者側の「利益追求だけの論理」です。これが導入されると、家庭に帰る時間が減少するどころか過労死に結びついてしまいます。 8)私たちの医療現場では、産科・小児科医療の崩壊が始まっています。医師・看護師・助産師の絶対的な不足と「医療費削減政策」のなかでその崩壊が加速されそうです。医師の偏在の是正等という姑息な手段でなく、医師そのものを増加させる事を実現させるべきです。また、診療報酬上もさらに手厚い政策が必要ではないでしょうか。産科・小児科医療をもっともっと充実させなければなりません。 以上、我が国にも「ベビーブーム」が到来することを夢みて思いつくままに綴ってみました。先生方のご指摘を宜しくお願いします。
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