日本の内政と外交を戦後最も危険な方向に推し進めた小泉政権の5年間が終わり、安倍内閣が成立しました。この政権の最も危険なことは、「憲法改正」「戦後教育の改革」であります。安倍首相は以前から自民党の中でも「右寄り強硬派」として知られいます。それが首相として直接指揮を執って「憲法改悪」に乗り出し、その期限は5年と言ってはばかりません。

 

現在、日本の津々浦々で憲法を守る「九条の会」が網の目のように広がっています。しかし、改憲勢力は「小泉人気」の余勢をかって教育基本法の改悪や共謀罪の成立など改憲の地ならしへ執念を燃やしています。

 

国会内の議席数だけを見ていると心は暗くもなりますが世の中はそう捨てたものでもありません。戦争体験者を始め多くの人々が「九条を守れ!!」と立ち上がっています。私達、医療に携わるものが集まり722日に「医療九条の会 北海道」を結成しました。200名を超える医師・歯科医師が呼びかけ人・賛同人となりその中には各分野で活躍されている著名な医師と共に現職の大学病院長も名を連ねています。学生時代には「対決」していた医師も呼びかけ人になってくたり、講演してくれたりと運動の拡がりに大きな確信を与えてくれました。

 

現行平和憲法は福祉と医療を守り発展させるために最低の必要条件であります。そして、その分野の第一線で活躍されている医療人が憲法擁護の運動の「核」を作った事は、運動を広く、深く進める上で大きな意義を持つ事になります。

 

これからは、各地域、各職域での「九条の会」の結成を進め文字通り過半数の方々の賛同を得たいと思います。そして、大学や地域など他分野の「九条の会」とも連帯しながら「豊かで、柔軟で、しなやかな九条の会」にしてゆきたいと考えています。

 

しかし、そのための大切な条件があります。それは「結成講演会」で加藤周一先生も指摘していたように、多くの若者と共に「憲法擁護」の運動を進めることです。そのためには、若者から学び、若者に届き、若者が納得でき、若者が主流となる「九条の会」にする事です。そして、それを二次元の「網の目」から三次元のWorld  Wide  Web(くもの巣)に発展させる事です。

 

我々に与えられた時間は余り長くはありません。

  

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