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ただいま妊娠25週(7か月)で、胎児の大きさは700g。毎日おなかの中からぼこぼこ蹴ります。早く生まれてこないかなー、名前は何にしようかなー、幸せを描いているわけです。 一晩中泣くかなー、母乳出るかなー、とか幸せな心配をしているわけです。「妊娠というのは女性にとってリスクの高い状態」なんて、誰も考えていないわけです。
でも、実際リスクが高い状態なわけだし、私が突然死んでも仕方ないと思うわけで、旦那さんにもそう言ってあります。仕方ないわけですよ。実際、産婦人科は激務だし、ICUが何床あろうと未熟児は1か月以上未熟だから入院してるわけで、そんな簡単にベッドが空くわけないんです。未熟児には看護婦の手も、医者の手も半端なくかかるわけです。
「妊婦の搬送を断った」って墨東病院を叩いているけど、墨東病院は周産期救急を当直医1人体制で強いられていたんだよね?頑張っていたんだよね?
なんで墨東病院が叩かれるの?
国が医療費を抑制してきたんでしょ?医師を削減してきたんでしょ?
子供の医療費を少なく定めて、手間のかかる小児科医を増やさせなかったんだよね。
警察が、産婦人科医を逮捕して、産婦人科医を少なくしたんでしょ?
マスコミが、真実を理解しないままに無責任なことを報道して、わいわい騒ぐんでしょ?
と思います。
結局のところ、墨東病院の一人しかいない当直医の産婦人科の先生が頑張って救急車を受け入れてくれたからこそ、赤ん坊が生まれてくることができたわけです。
脳内出血は、死ぬ病気。1-2時間搬送が早かろうが遅かろうが、死ぬ時は死ぬ。死ぬほど重篤な脳内出血だったら、命永らえたって、重篤な後遺症が残るだろう。意識は戻らないかもしれない。子供の名前を呼べるかどうか、認識できるかどうかさえわからない。一生ベッドの上で失禁。
もし、「それでもいいから生きていてほしかった」というならば、それは今後数十年に及ぶ介護をしなくて済んだ者の言い草だとおもう。今回のご家族はそういうことは仰っていないようで、とても自制されていて、良心的なかたたちなんだとおもいます。
自制されていなくて良心的でもないのは、マスコミです。今朝、めざましTVをみましたが、アナウンサーふぜいが大した知識もなく偉そうなことを言うのはやめてほしい。24時間TVとか27時間TVとか1年に1回やって騒いでる人たちには、3日に一回当直をする者たちの疲れはわからないと思う。
今回の事件・報道で、墨東ふくめた都内の周産期救急指定病院から産婦人科が撤退しないことを祈ります(が、私が産婦人科医なら撤退します)。