その年の夏、恒例の海水浴の朝、心地よい排便のあと、突然我が肛門様が痛み出したのであります。
前の晩、鮎を食べる会にて、歯の無い私は、意地汚くも、会費に見合う鮎を食べようとして、骨ごと呑み込むようにして食べていたので、これはてっきり鮎の骨が肛門に刺さったに違いないと、医者ともあろうものが、そう思い込んだのであります。
皆はバーベキューで楽しんでいるのを横目に、熱い砂を踏みながらの、哀れな私は、カプセルトイレ回りとなったのです。
喉に刺さった魚の骨ならば、何かをぐっと呑みにすれば取れるという理屈に従い、大便が通れば何とかなるものと思った次第です。
しかしその日のアテガイは既に通った後でしたので、結果は悲惨なものでした。
この夜の宴会では、酒を飲んでも治まらず、言い寄る看護師さんも居たのですが、事情を話して引き取っていただき、早々に床について、翌朝までの我慢となったのであります。

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