侍脳外科医
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赤羽先生が解放されて安堵した。彼女が在籍する長崎大学は以前からナイロビを拠点に医療活動を行ってきた。

 ~さだまさしの知る人ぞ知る名曲『風に立つライオン』のモデルになった、柴田紘一郎先生(現介護老人保健施設 サンヒルきよたけ施設長、前宮崎県立日南病院長) はこの歌ができた直後に、さだまさし氏に宛て、次のように葉書を送ったそうである。

「まさしさんはこれは僕の歌だと言うけど、これは『風に立つライオン』という歌であって、自分はこの歌のヒントになったに過ぎない。だけど僕はあなたの描いたライオンに一歩でも近づくために、これからもがんばっていきます」と。

さだまさし氏は、ああ、やっぱり自分の好きな医師だなあと、思ったそうである。「あの歌はカッコ良すぎて、柴田先生は自分がモデルだなんて自慢するようで嫌なんじゃない」と語っている
 なぜ『風に立つライオン』か
この歌を聴いた人は、なぜ『風に立つライオン』なんだろう、と思ったかもしれない。

さだまさし

ライオンというイメージは、医師というよりも、一人の人間として捉えてくれるといいです。僕らの国はちょっと変だつていうのは、医者だからということではなく、海外に暮らす一人の日本人としての思いなんですよね。
人間というのは、職業に殉ずるといいながら、どこまでも自分を捨てることはできないでしょう。 心の中で、悩みも苦しみも、切ないこともいっぱいあるけれど、くじけるもんかっていう意味で、自分を勇気づけ励ます意味で、ライオンっていう動物を出したのです。

逆境の中でもひるむことなく、心だけは王様のような、強い心を無くしたくないという、すっくと立っている百獣の王のプライドです。
プライドっていうと、身勝手さを連想されると困るけれども、人間の尊厳っていうか自分の意志っていうか、そういうものに誇りを持ちたいっていう気持ちの現れです。

それは医者だからではなく、生きているということに対する誇りのことです。この歌は医者の立場を借りながら、自分に対するエールでもあるわけですよね。
カッコイイでしょ、風に立つライオンって。ライオンなんて何もしないんだけれど。()
うん、風が後ろから吹いたりしたらみっともないですよね。
 ~

世界の医療団(Medicine du Monde)は、もともと国境なき医師団(Medicine Sans Frontiers)のメンバーが元の組織から袂を分かち形成した組織でフランスの現外相であるベルナール・クシュネル氏が発起人である。MSFは、どこよりもはやく被災地域や戦闘地域に赴くが、MdMはさらに過激な政治的発言やアピールを厭わないのでより狙われやすいとも言える。 

今回はいくら身代金を払ったのかは分からない。長崎大学からこれから先、世界の医療団の一員としてアフリカで働こうとする医師は出まい。長崎大学が従来の自分達のテリトリーで出来ることをやっていくのか?これも分からない。

ただ言えることは命をかけてまでアフリカの危険な地域へ行こうとする医師はこの事件以降、出ないという重い現実だけが残る。どんな医師でも自分の命がまずは大切なのだから。 

最後に、、、赤羽先生の帰国後のコメントは熟慮されていて感心した。まずはゆっくりと休養をとって考える、本当にそうあって欲しいと切に思う。 

さだまさし

風に立つライオン

http://jp.youtube.com/watch?v=OyFixulQSNU

 

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2008.08.07 21:35 |  映画 / 音楽 / 読書  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 10

焼き場に立つ少年

焼き場に立つ少年は、亡くなった幼い弟を、おんぶ紐(ひも)で背負い、直立不動で火葬の順番を待っている10歳くらいの少年を撮影したものだ。はだしの少年の、きつくかみしめた唇には、血がにじんでいたと、後にオダネル氏は語っている。足に浮腫がみられた少年は、その後どんな人生を歩んだのか、オダネル氏は再会を望んだが、果たせなかったという。1945年、長崎、ジョー・オダネル撮影

 

ジョー・オダネル
1945年、被爆した広島・長崎や空襲で被災した各地の様子を記録するため、占領軍カメラマンとして来日。46年帰国後、私用カメラで撮影した写真ネガを罪悪感から自宅のかばんにしまい込んだ。49年から68年まで、米国情報局ホワイトハウス付カメラマンとして、トルーマンら歴代の大統領に仕えた。
 89年、米国内の反核運動に触発されてかばんを開け、90年米国で原爆写真展を開催。写真集「トランクの中の日本」(小学館)を出版。2007.8.9 母国アメリカで脳卒中のため死去。長崎での写真展に彼の息子が訪れ、長崎で笑顔の子供達を写真に撮った。父、オダネルが生前、あの時、長崎に笑顔はなかったと息子に話していた。

 

ジョー・オダネルのコメント

佐世保から長崎に入った私は、小高い丘の上から下を眺めていました。すると白いマスクをかけた男達が目に入りました。男達は60センチ程の深さにえぐった穴のそばで作業をしていました。
荷車に山積みにした死体を石灰の燃える穴の中に次々と入れていたのです。

10
歳ぐらいの少年が歩いてくるのが目に留まりました。おんぶひもをたすきにかけて、幼子を背中に背負っています。弟や妹をおんぶしたまま、広っぱで遊んでいる子供の姿は当時の日本でよく目にする光景でした。しかし、この少年の様子ははっきりと違っています。
重大な目的を持ってこの焼き場にやってきたという強い意志が感じられました。しかも裸足です。
少年は焼き場のふちまで来ると、硬い表情で目を凝らして立ち尽くしています。
背中の赤ん坊はぐっすり眠っているのか、首を後ろにのけぞらせたままです。

少年は焼き場のふちに、5分か10分も立っていたでしょうか。
白いマスクの男達がおもむろに近づき、ゆっくりとおんぶひもを解き始めました。
この時私は、背中の幼子が既に死んでいる事に初めて気付いたのです。
男達は幼子の手と足を持つとゆっくりと葬るように、焼き場の熱い灰の上に横たえました。

まず幼い肉体が火に溶けるジューという音がしました。それからまばゆい程の炎がさっと舞い立ちました。真っ赤な夕日のような炎は、直立不動の少年のまだあどけない頬を赤く照らしました。
その時です、炎を食い入るように見つめる少年の唇に血がにじんでいるのに気が付いたのは。
少年があまりきつく噛み締めている為、唇の血は流れる事もなく、ただ少年の下唇に赤くにじんでいました。
夕日のような炎が静まると、少年はくるりときびすを返し、沈黙のまま焼き場を去っていきました。

 

昨年彼の死亡を伝えた新聞から~

The photographs were stricken from curators' plans, as were other features that offended veterans. In an interview that year with National Public Radio, Mr. O’Donnell contended that, given what he had seen immediately after the war, Japan could have been defeated with conventional arms, and without the hundreds of thousands of American casualties that an invasion of the Japanese home islands had been expected to entail.


退役軍人の怒りを買った他の展示と同様、その写真はキュレーターの企画から削除された。この年の国営ラジオNPRのインタビューでオドネル氏は議論を投げかけた。彼が戦後すぐに見たものからすれば、日本は通常兵器で敗戦に追い込むことができた。しかも、本土上陸による十万人規模の犠牲者を要せずとも可能だった。
   

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2008.07.12 21:36 |  映画 / 音楽 / 読書  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 5

分身

東野圭吾 分身

東京と北海道に住む全く見ず知らずの2人の女性が、出生の秘密探求をほぼ同時に開始。両親に全く似ていないことから自分には出生の秘密があるのではと調べだす北海道の鞠子。「テレビに出てはダメ」との母親の言いつけを破ったことから人生が狂いだした東京の双葉。やがてお互いが双子以上にそっくりであることを知る。東野氏はクローン羊からヒントを得たのでしょうね。

東京と北海道で交互に進行する展開で核移植、クローンと医療や生物学に関係ない人間でも分かり易く書いており、近い将来起こるんじゃないか?なんて考えながら読んでいました。残念なのはクローン人間を作る動機、クローン人間である女子大生を追いかけて卵子を取り出さないといけない必然性に無理があったでしょうか。

クローン人間の2人には親近感が生まれるのですが、2人の母親ともいうべき女性からは疎まれる現実。20年前の自分の若い姿を見て老いた自分が情けなく見えてくる、これって起こりえますよ。それと対比して血縁関係のない親子愛の重さが伝わってきます。

2人の女子大生がどこで会うのか?先が読みたくて一気に読んでしまいました。 

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Season2-4, Episode 9

40代?男性。(Mr.Mckee)16年前消防士として仕事中に落下物があたり負傷。その後から植物状態で経過。

 Nursing homeにいたときに体位交換の際ベッドから転落し、Seattle Grace Hospitalに転入院。右前頭部、側頭部に擦過傷あり。Meredithが傷処置を行おうとしたとき、突如開眼する。

“My PVS (persistent vegetative state) case, he opened his eyes. And I think he was looking at me.”

あわててBaileyに報告、Derekを呼ぶが、Thanksgivingのため早く帰ろうとして取り合わず。”Certain reflexes are preserved.”

しかし、Mckeeが追視するのをみて、CTを確認。軽度の脳萎縮のみ。

 

(このあたり、早く帰ろうとして呼ばれたときに限って、重篤であったり緊急手術などの大きな展開になることも多く、用事をcancelするのは残念ですが、帰らずに診察していてよかった、ここで相談してよかった、と思ったことはあります。)

 

 開眼したMr.Mckeeamphetamineを投与し、意識清明となる。

Mckeeは突如 “Is somebody there?”と発話し、Meredithと話ができるようになる。

 

 16年の間に妻は再婚し妊娠、長男も17歳になった。すでに再婚して別の家庭を築いているため、突如意識が戻った前夫に戸惑う。

“He’s going to wake up and find out we didn’t wait for him.”

Mr.Mckeeも、16年間眠っていた間の環境の変化に驚く。

 

 MRIで急性硬膜外血腫があることがわかる。Derekは手術の必要性を話す。手術を受けるべきかどうかMr.Mckeeは迷うが、家族がそれぞれの道を歩んでいるのを悟り、自分の意志で手術を受けることを決める。

 

“They’ve moved on, I should,too.”

 

 しかし、術中に心停止をきたし、死亡する。

 

 こういうdifficult situationに対しての登場人物の心の葛藤は、アメリカのドラマらしくないemotionalなところがあります。

 

本例の疑問点、突っ込みどころとして、

 

16年間植物状態の間、どのように栄養が与えられていたか

手術前の症状悪化が軽微にみえる(MRIでは右Sylvian fissure 後方からinsulaにかけて、T2-weighted imageで高信号域があるくらいで、急性硬膜外血腫のものではないように見える) そのため手術適応は?

術中死の原因不明

 

このあたりやや無理があります。

 参考文献Richer E, Tell L.Indications, efficacy and tolerance of drug therapy in view of improving recovery of consciousness following a traumatic brain injuryAnn Readapt Med Phys. 2003 May;46(4):177-83. 

遷延性意識障害に対しては、ヒルトニンを使ったことがあります。アンフェタミンについては、上記の文献がヒットしましたが、実際知りませんでした。

  

ほかにもこのepisodeの中には、Georgeが父親と兄弟と一緒にturkeyを狩りに行って兄が間違って父親の臀部を撃つ場面もありましたが、USMLE STEP2 CS再受験のため勉強していてThanksgivingpartyに来ないAlexをひたすら待つエプロン姿のIzzie,いいですね。個人的に。

 

Slipping away/ Keith Richards

http://jp.youtube.com/watch?v=KQXl5KCqWAk

 

ご存知Rolling StonesのギタリストKeith Richardsの名曲です。最近のコンサートでも歌われております。数あるKeithのソロの中でもイチオシだと思います。

このslip awayには、「静かに立ち去る」という意味もあるようです。3月は送別会シーズンで、送られる側になりますが、ほとんどを欠席としたところ、「何があったのか」と思われているようですが、単に私も静かに立ち去ろうと思っているからであります。歌詞のなかのAll I want is ecstacy But I aint getting much”というのは当院での経験から感ずるものもあり、地域医療、医師不足の問題と受け入れる病院側の態度について、いわば「喉元過ぎれば熱さを忘れる」というもので、招聘するときといざ着任してからの対応も異なり、人手不足を理由に内部は向上への努力をせず、本来力を入れるべき仕事以外の雑用が増えていく、という悪循環を実体験しました。医師招聘には、給与や労働条件以外に、地域住民のみならず、病院職員やコメディカルの「民度」の向上も大切であると実感しました。 

ともあれ、新しい車にRolling StonesCDをセットして、新たな脳神経外科のecstacyを求めて新任地に移ります。

           

 

 

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Season 2-2, Episode 5

 

20代 女性。Hmong people(モン族。ミャンマー、タイに居住する民族)

腰痛が悪化し入院。MRIで上記診断にいたり、手術が予定されるが、父親は手術に反対し、家に帰るという。DerekMeredithは両親を説得する.

 

“You have 95% chance of full recovery if you get into operation as soon as possible.

We can’t wait. With a tumor very aggressive. Even waiting another day puts you at risk for permanent paralysis.”

 

しかしそれでも父親は手術を拒否する。

 

“Anna, you are over 18. You don’t need your father’s consent.”

 

“I’m Hmong, my father is an elder,

He says no, it’s no.”と患者も疼痛と下肢の麻痺に苦しみながらも手術を拒否する。

 

“Our religion has got rules that are way old and way set in stone and way spiritual and you don’t mess with them. You don’t anger the ancestors. “

 

Derekが父親を説得する過程で、父親は手術により魂が失われることを懸念していたという。

“He believes she’s missing one of her souls for surgery.”

shamanによるまじないが必要だということになる。

500マイル離れたところからshamanが来て、火を使った魔よけのまじないをする。

“No pain, no gain, right?”

その後、手術を承諾し、無事手術にて腫瘍は全摘出された。

 

参考文献

渋谷誠: 脊髄腫瘍 Myxopapillary ependymoma

脊椎脊髄ジャーナル184275-278,2005

 沼本ロバート知彦: 繰り返す頭痛にて発症した馬尾部myxopapillary ependymoma1

脊髄外科17(3) 245-250,2003

 

USMLEの問題では、民族ごとの風習も多少関連して出てきます。イスラム教徒の女性の診察、アジアからの移民の診察時には母国のしきたりを考慮する必要もあります。

しかしどうも、南米からの移民―寄生虫、中国、ベトナムの移民―結核、日本からの移民―胃がんといった地域が限定されるとstraightforwardになる問題が多いようにも思います。他にも、Arizonacoccidiosisとか、Massachusetts, Cape codLyme diseaseとかありました。大学6年の時に、某国試予備校の人が来て国試問題の解説を行い、「34歳女性、ときたらー」と言って種々の病名を列挙したのには驚嘆しましたが、あの人今もああやって全国の大学を回っているのでしょうか。

 

このモン族の風習、“He says no, it’s no.”というあたり、日本の一部の医局や病院にもあったような気がします。私がモン族だったら確実に生きていけなかった?でしょうね。

 最近は、”No pain, no gain”を実感しつつ、日々前向きに努力しております。

 

Loudness - Crazy Doctor

http://jp.youtube.com/watch?v=Jf_68fvrnp4&feature=related

 

この休日はおとなしくしており、子供と今度購入した愛車のプラモデルを作っていました。

4月からの通勤に備え、今までのCDを整理していたら、いろいろと懐かしいのが出てきました。このLoudness、高校時代にバンドでやっていました。現在も活動中で、留学中にアメリカで見る機会がありました。

日本語versionは、「生き残るには今 奴から逃げ出せ 呪われたdoctorから すぐに逃げ出せ」という医療不信をあおる?歌詞ですが、こんなことを言われて転院されないように、新任地でもがんばっていこうと思います。

 

 

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2008.02.08 09:24 |  映画 / 音楽 / 読書  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 7

生物と無生物の間

【生物と無生物の間】 福岡伸一著 講談社現代新書
P165 第9章 絶え間なく壊される秩序―動的平衡
この9章では【生命とは動的平衡にある流れである】ことを分子生物学の歴史から始まり、分かり易い例を出しながら文学的に表現されています。

~現在、私たちは、脳細胞のDNAでさえも不磨の大典でないことを知っている。脳細胞は発生時に形成されると一生の間、わずかな例外を除き、分裂も増殖もしないとされている。つまりここにはDNAの自己複製の機会はない。
ならば脳細胞のDNAはまったく不変で、ヒトが生まれてから死ぬまで、同一の原子で構成されたまま不動なのだろうか。そうではない。脳細胞はまさに波打ち際に立つ砂の城だ。その内部では常に分子と原子の交換がある。脳細胞のDNAを構成する原子は、むしろ増殖する細胞のDNAよりも高い頻度で、常に部分的な分解と修復がなされている。城はずっと分子が出入りする流れの中にあって、すっかりリナベートされるのである。~

プリオン病の代表と言えばクロイツフェルトヤコブ病です。日本でもかつて脳外科手術の際に使っていた人工硬膜が原因となったヤコブ病患者の発生で話題になりましたからご存知の方も多いでしょう。プリオン病をおこす機序について素人の方に分かり易く解説した文章を初めて目にしました。

医学生の頃、一番苦手だった生化学を卒後10年以上経過して再度勉強した際、一番困ったのは分子生物学の進歩でした。今の医学生でも私同様、生化学が苦手な方は多いでしょう。生化学を始める前、あるいは現在進行形の学生さんにお勧めの本です。

第15章 時間という名の解けない折り紙
ドミナント・ネガティブ現象 p268
~頭三分の一を失ったプリオンタンパク質は、タンパク質Xとは結合できないにもかかわらず、中途半端なことに、タンパク質Yとは完璧に結合しうるのだ。そのことによってYは、擬似的にパートナー分子が存在する状況を与えられることになる。そこではバックアップが作動するようなSOSは発信されない。そして情報伝達経路は、何も知らないまま、さらに複雑なネットワークを組み立てていく。
やがてマウスは誕生し、未知の環境と遭遇する。脳の神経活動はどんどん盛んになり新しいシナプスが形成されていく。おそらくタンパク質XからYへの情報伝達はこのような脳の発達と関係して必要とされる機能なのだろう。その齟齬は、生まれてすぐにではなく徐々に現れることになる。XとYを橋渡しするはずのプリオンタンパク質は、ここではXの情報を伝達しないまま、Yと結合する。それはちょうど歪んだ硬貨を投入された現金識別装置のようにフリーズを起こすことになる。そして、そのフリーズは自動販売機の機能全体を致命的に停止してしまうことになるのだ
。~

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2008.02.02 21:32 |  映画 / 音楽 / 読書  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 5

Peabo Bryson@ Blue note 東京

 

 今週も研究会があったため、東京に行っておりました。研究会で、5人のうちの1人と会うことができました。

 久しぶりにBlue noteに行きました。ホテルから向かう途中で麻布十番のあたりも通りました。以前有名なディスコがあったところです。学生時代、若気のいたりで、地方からこんなところまで来て今思うと恥ずかしかったのですが、当時の楽しい思い出がよみがえってきました。

 

 そこでPeabo Brysonですが、開始早々、いきなり「こんばんは!」と日本語で客席を回り、全員と握手しました。これには度肝を抜かれましたが、その後聞き覚えのあるintroだな、と思っていると、ting If you love somebody set them freeを歌いだし、その後The PoliceEvery breath you takeを歌ってくれました。2月のPoliceに行くことが困難であるため、やや気がまぎれた感じがしました。

 日本人にはおなじみの下記の2曲、相手は来てはいませんでしたが、やはり今聴いても心にしみるものがあります。PVのころから20年以上経過し、Peabo Bryson自身も年をとったはずですが、円熟味を増したステージでした。

 あとは最近のMissing youからの曲が多かったですが、A Whole New Worldの紹介では、「これは、グラミー賞を獲得した曲です」と日本語で言っていましたが、この「かくとく」の発音が難しかったようで、何度も繰り返しているのが微笑ましかったです。Rolling Stones来日の時のMick JaggerMCでも、「私たちは、日本に、来―るのを長く待ちました。」「まだまだいけるよ」という日本語や、Ruby Tuesdayの前の「次はスローでいくぜ」という言葉にも度肝を抜かれましたが、外国人が日本語を一生懸命発音しているのをきくと、われわれがアメリカで英語を話しているときもこうだったのかな、と思われ、みんな最後までよく聞いてくれていたな、と思いました。 

 たまに東京にいくと、面白くていいな、と思いましたが、この前日にSuzanne Vegaが東京に来ていたようで、他にもIncognitoとか、聴きに行ってみたいものが目白押しで、やっぱりこんな田舎町に住んでいる場合でないか、東京にいくか、とも思ってしまいました。実際の勤務の関係で、学会以外でのoffを作って県外にいくのが困難であるため、転勤のための空白の13/31TOTOに行こうかな、とかつかの間のentertainmentを享受しようと貪欲になり、今後発表予定の学会と宿泊ホテル、コンサートやスポーツ情報を調べている今日この頃です。

 Peabo Bryson & Roberta Flack - Tonight I Celebrate My Love

http://jp.youtube.com/watch?v=52n4K9g2hcw

 Peabo bryson & Regina Belle - A Whole New World

http://jp.youtube.com/watch?v=E9RFRhRWv4s

  Sting - If you love somebody set them free

http://jp.youtube.com/watch?v=abu3RuiejLg&feature=related

 THE ROLLING STONES - RUBY TUESDAY

http://jp.youtube.com/watch?v=9y_pMbEDlbM

 

 

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2008.01.28 21:52 |  海外留学  |  スポーツ  |  映画 / 音楽 / 読書  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 6

野球小僧【Field of Dreams】

ケビンコスナー主演、Iowaのコーン畑に野球場を作り、伝説のメジャーリーガー8人が現れるも家族以外の人には見えない世界。

1910年代、メジャーで八百長事件が発覚し追放された選手がコーン畑から現れます。“ブラックソックス事件Black Sox Scandalで球界を永久追放されたシカゴホワイトソックス8選手=悲運の8人。 

“シューレス”ことジョー・ジャクソンに少年ファンが発した、"Say it ain't so, Joe(嘘だと言ってよ、ジョー)""It isn't true, is it, Joe?"ジョーが"Yes, boys, I'm afraid it is."と答えたのは有名です。

ケビン演じる農夫にジョーが【ここは天国か?】と質問し、【ここはIowaだ】と答えるシーンが印象的でした。ケビンはコーンを作りながらぎりぎりの生活をしている農夫を演じています。今でも一面コーン畑のIowaですが、日本へ輸出していた23年前とは違い、エタノール工場へ回して以前の2倍の収入を得るようになりました。ここ1-2年Iowaの農家は裕福になっています。この映画に出てくるIowaの農家はすでに過去のものになったわけです。 

この八百長事件の後からコミッショナーが生まれ、日本では西鉄、東映という人気球団の売却へと進み、パリーグ人気低迷の引き金となります野球を愛していればお金は二の次さと言って野球を楽しんでいるジョーを見ていると、黒い霧事件永久追放され2005年に復帰された西鉄ライオンズの池永正明投手が思い出されます。

時には野球小僧になってField of Dreamsのような野球場で白球を追いかけるのも悪くないですね、きっと。

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2008.01.23 20:44 |  映画 / 音楽 / 読書  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 5

The Tour of MISIA EIGHTH WORLD

 私個人的にMISIA大好きです。1/19に東京で会があったため、さいたまスーパーアリーナで一人で(!)見てきました。当初は、若い男女の間に、こんな年代の男一人で行くことを気にしており、誰か20代の女性に一緒に行ってもらうべきだったか、とか考えましたが、後で騒がれることを恐れて?それはできず、会場で浮くだろうか、とか気にしておりましたが、「人の目を気にして生きるなんてくだらないことさ」とかの敬愛する忌野清志郎の詩にあるではないか、と開き直って、enjoyしてきました。実際に行ってみると、老若男女、子供連れや私より上の年代の人も多く、またすばらしい歌唱力、performanceに感動しました。来週は東京Blue notePeabo Brysonです。地方にいてもコンサートチケットが買えるようになり、隔世の感があります。

最近は「いいこと49,やなこと51の比率」以上にいろいろと大変なことがあって疲弊していたので、いいrefreshになりました。

 

MISIA Royal chocolate flush

http://jp.youtube.com/watch?v=DDPaoNPfUrg

 
 

追加

中学、高校時代を思い出しながら、

忌野清志郎&坂本龍一/with 仲井戸麗市-いけないルージュマジック

 http://jp.youtube.com/watch?v=ampLqXOkRdw&feature=related

 

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Season 2-2

Episode 5

 

42歳 男性。腰椎椎間板ヘルニアの手術のため入院。痛みのcontrolのため、入院中ポルノ番組ばかり見ており、Baileyに注意されるが、

“ It’s for my pain. My doc said it releases endorphins in the brain and helps keep my pain at a manageable level.”

Georgeは思わずその”Nasty, Naughty Nurses” というポルノに見入ってしまい、Baileyに出て行けと言われる。

女性研修医のIzzie, Meredith, Cristina

That does not look comfortable. Trust me, it’s not.”と各自の経験に基づいたコメントを発し、Baileyはさらに激怒する。

 

 その後、停電により、テレビを見ることができなくなる。ポルノが見られずに患者の痛みの閾値が上昇し、Cristinaにポルノ小説の朗読を依頼する。Cristinaが適当にストーリーを作って話していると、患者の痛みは軽減する。その後、非常電源が入り、テレビが見られるようになる。

 

参考文献:

Niikura K. Antinociceptive effects of mexiletine hydrochioride on painful diabetic neuropathy through the enhancement of β-endorphin levels in mid brain

神経化学45,327(2006.08)

このあたりテレビですから面白おかしくしているのでしょうが、麻酔科のpain clinicの先生方、いかがでしょうか。

--Alexに食事に誘われたIzzie,勝負ドレスで出かけるが、AlexUSMLE STEP2 CSに落ちたことを引きずっていたため、その後何もなく帰されたことにいらだつ。さらに悪いことに、いざそのときにAlexfunctionせず。確かめるために?元カノで今はGeorgeの彼女であるOliviaと当直室でtryするが、このときはfunctionしており、それをIzzieに目撃される。

Izzieはその不満を女医の同僚Meredith, Cristinaにぶちまけるのですが、「もう何ヶ月もごぶさたなのよ、誰か!」というシーンがあります。思わず、「わ、わ、わ、私でよければ、」と立候補してしまいそうですが、そういったよこしまなday dream,投げやりなirony, 裏切りのrainy day, 悲しみのsympathyということで、

 

わがままジュリエット/BOØWY

http://jp.youtube.com/watch?v=FrgrdLg-au0

http://jp.youtube.com/watch?v=ENGVXJ0OdtA&feature=related

大学のとき、このあたりの曲をバンドでやっていたのですが、学園祭のときに地元のFM局で放映されたことがあったような気がします。もう20年も経ちましたか。今は太ってmandibleの輪郭もわからなくなってしまいましたが、氷室京介の下顎骨のラインが懐かしいです。

 

 本当は(The artist formerly known asPrinceendorphin machineいれたかったですが、なかったです。

 

看護学校の講義向けに、興味を持ってもらおうと思ってはじめたのですが、だんだんこの番組を見ている私だけが先走りしている感じになってきたので、下記のリンクをはっておきます。確かに、登場人物の関係が入り乱れて、すぐに分からなくなります。

WOWOW

http://www.wowow.co.jp/drama/grey/character.html

  ABC (アメリカでGrey’s anatomy放映中のTVチャンネル)http://abc.go.com/primetime/greysanatomy/episode?pn=epguide

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