| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | 4 | |||
| 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 | 11 |
| 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 | 18 |
| 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 | 25 |
| 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
アメリカの児童虐待を歌ったこの曲を聴かれた方は多いと思います。http://video.1st-game.net/youtube/v_IQ0L7O_khbs.html
SUZANNE VEGA "Luka"
My name is Luka
I live on the second floor
I live upstairs from you
Yes I think you’ve seen me before
If you hear something late at night
Some kind of trouble. some kind of fight
Just don’t ask me what it was
Just don’t ask me what it was
Just don’t ask me what it was
日本でも児童虐待Child abuseが増加しています。被虐待児での頭蓋内病変の頻度は児童虐待全体の中では7~19%程度ですが死因の約半数が頭蓋内損傷です。加害者はアメリカでは父親が40%、母親の男友達が20%で男性が6割、母親は15%に対し、日本では母親が45%、父親が30%と母親が多いのが特徴です。家庭背景としては、single mother、未熟児、家庭内のトラブル、10代の母、双子等が挙げられています。金芳堂 太田富雄著「脳神経外科学」改定9版 p1219より 
ここで注目したいのは双子が家庭背景に挙げられていることです。体外受精で 一般に受精して分裂した胚を多く移植すれば、妊娠の確率は高まりますが、多胎妊娠も増えます。体外受精と多胎妊娠は密接な関係にあります。折角、不妊治療の甲斐あって妊娠出産したが双子、しかも産んでみると夫は仕事が忙しくて家庭を顧みず、一人で子育てに悩む母親像が浮かんできます。http://www.yomiuri.co.jp/iryou/medi/jitsuryoku/20060306ik05.htm
子育てに関する相談窓口は http://www8.cao.go.jp/youth2/soudan/soudan_cmp/map.html
産婦人科医も多胎を避けたいと考えていらっしゃいます。理由は以下の5つを挙げる先生がいらっしゃいます。
1)妊娠中毒症や妊娠合併症の起きる確率があがること
2) 早産になる可能性が高い事
3) 赤ちゃんが低体重児になる可能性が高い事
4) 生まれた後、1人でも大変なのに2人以上になると身体的・精神的負担が大きいこと
5) 経済的な負担の問題http://allabout.co.jp/children/sterility/closeup/CU20050313A/index.htm 
最近、脳神経外科がコンサルトされる虐待児で外表から見ても外傷がはっきりしない乳児の症例で揺さぶられっ子症候群(SBS:Shaken Baby Syndrome)があります。 乳幼児が暴力的に揺さぶられることによって引き起こされる身体的虐待で重度の脳障害を引き起こし、高い死亡率(25%)と高い後遺症合併率(33%)を有する虐待の一型です。特に乳幼児は頭部が重く(体重の25%)、頚部の筋肉が弱いため、激しく揺さぶられることで頭部に回転を伴う加速度・減速度運動が起こり、頭蓋内出血・脳浮腫・眼底出血をおこします。この揺さぶりは、泣き止まない子どもの泣き声がきっかけとなって、養育者が自制心を消失したときに起こしやすいようです。かなりの力を要するため、加害者は男性に多い(6~7割)とされていますが女性が加害者になることもあり得ます。また、乳幼児を暴力的に揺さぶることで脳に損傷が生じることを知らずに、揺さぶってしまう加害者も多く、啓蒙活動が大切でしょう。平成17年度厚生労働科学研究「揺さぶられっ子症候群の予防プログラムに関する研究」より参考
一度回復して退院したとしても再度虐待に会う可能性も高く、小児科医、児童相談所、ソーシャルワーカーとの連携が必要であることは言うまでもありません。
SBS:Shaken Baby Syndrome :1970 年代初期、放射線科医のJohn Caffeyが揺さぶりによる後遺症を被虐待児症候群と区別した。John Caffey があげた症例では、殴打や虐待の外的徴候のない乳幼児や子どもに頭部・脊椎の重度の損傷が見られ揺さぶりが原因で死亡した例もあった。こうした乳幼児の多くに硬膜下血腫、網膜出血、長骨骨膜の損傷が見られた。さらに揺さぶりは永続的な脳障害・知的障害・盲目症・視覚喪失・運動障害・痙攣・下垂体機能低下と関係することが示された。揺さぶりに伴って最も多く見られるのは、硬膜下血腫である。〔明石書店 「子ども虐待問題百科事典」より抜粋〕
家族に虐待の有無を確認する際、否定したとしてもShaken Baby Syndromeの場合、退院時にしばらく親と子供を引き離す処置はとられるべきでしょう。双子の場合、患児ではない方も頭部の精査はしておいた方がよいと考えます。<児童の虐待に関する法律>http://www.ron.gr.jp/law/law/gyakutai.htm
Twin Baby Pandas in Adventure World, Shirahama, Wakayama pref, Japan. http://www.youtube.com/watch?v=ufFT2BWh3BQ
固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)
コメント
コメント一覧
TBありがとうございます。実際日本では、児童虐待防止は、アメリカに比べると遅れています。人員不足です。日本も、もっと弱い者を助けるための予算が必要だとおもいます。ではまた。DAICHAN
~DAICHANさん、ありがとうございます。日本も幼児虐待に対しては児童相談所が迅速に動くようになりましたが、問題は老人虐待の場合です。行政の対応が遅いのです。
コメントを書く