侍脳外科医
More プロフィール

Search

Calendar

<< 2007/12 >>
1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31

トップページ

Doctors Blog

ブログの購読

新着コメント

新着トラックバック

Season 2-1, Episode 4

 

 40代?男性。自宅で自分の銃の掃除をしていて、誤って暴発。前頭部を撃たれた。

(というふれこみだが、実は浮気のトラブルで妻に撃たれたらしい。)

―ふれこみはこうで実は、ということはわりと経験します。Child ,elderly abuseでもそうですが、患者の背景、入院後の家族の動きをよく読まないとだまされることもあります。

一瞬の意識消失の後に意識清明となり来院。前額部に刺入口あり。CTでは頭蓋内に銃弾あり。このときAlzheimerで入院中のはずのMeredithの母、Ellis GreyCT室にscrubを着て乱入。Alexに診断を告げ、治療、手術アプローチにこまごまと指示を出す。

 

Here’s the missile track. As you can see it doesn’t cross the midline. He’ll need debridement of the entrance wound and repair the dura, but we won’t need to remove the bullet.”

 

 術中のDerekAlexとの会話。夫婦喧嘩が銃撃に関連するか、について話し合うが、

Relationships are built on sacrifice. Sometimes a bullet worth it.” という場面があります。自分のMeredithとの不倫をたなに上げてよく言えるものです。

 

Ellisは手術室にまで乱入。Ellisがたびたび病室からいなくなるため、RichardはムキになってO’Malleyを叱責する。実は若いときにRichardEllisは不倫関係にあったのである。

 

--GSW,残念なことに日本でも他人事ではなくなりました。先日事件のあったNebraskaOmahaのショッピングモール、米国留学最後、帰国前日をOmahaで過ごしたため、このモールで買い物や食事をしました。また国内でも信じられない事件が相次ぎ、刺傷事件とともに救急救命センターで対処できなくてはならない時代になってしまいました。

 

--このほかAlexUSMLE STEP2 CSに不合格と告げられ、再受験して通らないとresidencyからはずすと言われるシーンがあります。

このSTEP2 CS, 自分の経験をもとに述べると、俳優扮する模擬患者とのやりとりがすべてですが、中には「女医さんにしてくれ」という女性患者や、「アメリカ人にしろ」という意地悪な質問や、「早くこの痛みを取ってくれ」などというchallenging questionがありました。臨機応変に対応することが求められますが、この、promptな対応が、実際帰国後の患者からの種々の要求に役立っているような?気がします。特に、rapportについてはアメリカ人の方が得意なように思いますが、患者の意見や言い分を聞いておいてから、それに医師としてどこまで対処できるか、という対応、bad newsを伝えるときのマナーなどは会得したような気がします。しかし当院では、残念なことに、せっかくrapportが確立されたのをぶち壊しにする言動や行動、bad newsを患者家族に説明している後ろで看護師長自ら空気を読まずに雑談して爆笑する場面が依然あるため、このあたり改めてもらわないと当院での診療には限界があるなと思い、異動への動きがaccelerateされました。そんなときは、Grey’s anatomyDr.Baileyが騒ぐ研修医をたしなめるシーン、Excuuuuse me, everybody, pleeease, shut, up!”と英語でいうと、「うるさい、静かにしろ!」と日本語で怒鳴るよりも効果的でした。

 

Every breath you take /the Police

http://jp.youtube.com/watch?v=jXq3hO82cTY

先日手術中に、たまたま手術室にあったCDでこの曲がかかっていました。「懐かしい!」と思いながら、Malisbypolarを使おうとして、「マリス」でなく「ポリス」と言ってしまい、手術介助のナースたちに笑われてしまいました。そういえば昔、前教授が右手にMalisを持ったまま、時間外でナースが帰ってしまって、替わりに器械出しをしていた研修医のわれわれに、「マリス」と指示し、「ここにはないです。先生お持ちですよ」といったのに「どうしてないの!」と怒られていた理不尽な日々を思い出しました。

 

 やっぱり年末は脳出血、SAHのほかに、忘年会がらみの頭部外傷が多く、忙しくなってしまいました。来年もよろしくお願いします。皆様よいお年を。

  

 

固定リンク | コメント (1) | トラックバック (0)