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有名な桜田門外の変で、つばぜり合いから警護の侍の刀を押し付けながら左頚動脈(おそらく気管も)を引き切りにしたという史実が伝えられています。
現在の剣道においては、つばぜり合いで相手の体に竹刀が触れた場合、触れた側が反則を受けることになっています。ところが実際は竹刀を体に接触された側が反則を受けるとした方が、この相手への接近を恐れてつばぜり合いの態勢を避けようとします。そうなりますとお互い十分な間合いを取りながら攻める、本来の剣道の形になると思いますが現行のルールでは剣の本来の姿から遠い方向へと導いています。
剣道の普及を考えれば剣道の競技化をある程度容認しないといけません。しかしながら、本来の剣の道の姿から遠くて異なるものになっていくことを危惧せずにはいられません。(剣道日本 2007年9月号p26 古田 担範士のひとり稽古より一部抜粋)
柔道世界選手権レベルの判定が話題になることがありますが、武道において競技化を進める余り本来の武道から遠ざかってしまうことは柔道に限らず見られることです。柔道も一本勝負にこだわり、点数制度を廃止すると一本を取りにいく柔道が見られておもしろいでしょうが、判定が多くなり、基準がばらばらになって難しいという問題は残ります。
PS. 桜田門外の変での左頚部切りでは右手、右足を前に出したはずです。軍隊の行軍では手足の動きが逆。明治以降の日本人はこれに慣れるのに相当苦労したことでしょう。今でも幼稚園、小学生の運動会で緊張して手足が不一致の子供を見かけますねw
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