侍脳外科医
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Season1-4,Episode8

40代 男性。突然の対麻痺で発症。両下肢の運動障害。レントゲン, 腰椎MRIでは異常を認めない。

conversion disorder, hysterical numbnessとして経過観察となるが、明らかなstressはない。

上位頚椎のMRIも追加するが、その間に両上肢の麻痺も加わり、四肢麻痺となる。DerekMRIをキャンセルし、緊急手術に移る。Meredithは半信半疑で、

What if you are wrong? Couldn’t unnecessary spinal surgery do damage?

If we wait any longer and it expands we have a paralyzed man who can’t breathe.

 

しかしDerekは、

“I’m trusting my instincts.

Sometimes you have to take a chance to save a life. “といいながらORに向かう。

 

術中C4のあたりでは血腫はなく、術中にautonomic dysreflexiaとなり、血圧上昇、脈拍低下する。DerekC2に剥離をすすめ、ここで血腫を認め、除去する。術後経過は良好。

 

参考文献

autonomic dysreflexia

Rooney KD. Early autonomic dysreflexia in acute paraplegia following anterior spinal artery thrombosis. Anaesth Intensive Care. 2007 Oct;35(5):769-70.

 

Conversion disorder 転換性障害

西村良二:意識障害をきたす疾患への対応 解離性(転換性)障害 臨牀と研究 842 Page216-218(2007.02)  

神経症状を主訴に来院するので、脳神経外科に来ることも多く、諸検査で異常がないのに、症状は強いと主張する。そのため、種々の薬剤を追加することになったり、精神科に紹介しようとすると「私は精神の病気ではない」と患者自身が主張したりして、なかなか面倒です。

最初はだまされたつもりで、主訴をよくきいて、一連の検査を行い、段階的に他科受診、抗精神薬処方と流れを作っていくことにしております。しかし、この症状だけで手術には私はとても踏み切れません。この症状からだと、Guillain-Barreとかも考えて神経内科consultのうえ、腰椎穿刺を考えそうですが、実際いかがでしょうかね。ちょっと私には’instinct’ないです。

  

A hard day’s night/ Beatles

http://jp.youtube.com/watch?v=fNf046Uo2gI

このGrey’s anatomy, episodeごとに題名があり、1がこれでした。最近は個人的趣味で昔のダンスミュージックが多く恐縮です。

 

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>上位頚椎のMRI中に両上肢の麻痺も加わり、四肢麻痺となる。DerekはMRIをキャンセルし、緊急手術

C2領域ですから呼吸障害が出たのでしょうか?もしそうでなければ頚椎MRIを撮影してからの判断になりますよね。もちろんTV番組の世界ですから、劇的に作ったのかもしれませんが、、、

 --このシーンは意識清明で、呼吸障害もありません。手が動かなくなったというのですが、いくら手術するとしても、やはりcervical MRiは必要だと思います。同様に、subdural hematomaでも、さしたる意識障害も頭蓋内圧亢進症状もないのに開頭手術を行っているシーンもこの後であります。
 まあ、TV番組ですからね。 侍脳外科医
written by Tai-chan / 2007.11.27 09:46

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