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2007.11.27 19:13 |  海外留学  |  侍脳外科医  | 推薦数 : 10

外国人医師が助っ人に?

舛添厚生労働相は26日、都内で開かれた全国知事会との意見交換会で、日本の大学医学部で学んだ外国人医師について、「日本の医学部で勉強し、博士号を取った人ならば、当然(医療活動を)やるべきだ。特区などの経験を使いながら、開かれた国であっていい」と述べた。地方を中心に深刻化する医師不足対策として、将来的に、構造改革特区などに限定する形で、日本国内での外国人医師の医療行為を認めるべきだとの考えを表明したものだ。~Yomiuri Online~

 

 舛添氏と言えば米国との付き合いが広い政治学者です。米国の僻地ではアメリカの医師国家試験を通っていなくても外国人医師で経験がある医師と判断されれば特別免許が出る州があります。米国通のため日本に置き換えてみたというだけなのでしょうか?
英語の壁に比べて日本語の壁、先進国間で医師の給料に差(日本は低い)があることは頭に入っていなかったんですね。

 

例えば東南アジアの医者が日本の医学部で研究して博士号をとったケースも該当します。しかし彼等の日本語力は会話は出来ても紹介状を書いたり、電話での会話、日本語の専門用語(漢字)の理解度はいかがでしょう?

もし英語が流暢に喋れたら日本で医者をするよりも英語圏の医師免許をとって医者した方が収入がよいので日本で敢えて医者しようと思うでしょうか?英語圏に行けば日本より高収入が望めます。
つまり外国人医師に特区を与えても医師不足の根本的解決にはならないのです。
 

日本もかつては韓国、台湾から過疎地の医師を確保する為に首長さんが外国人医師を招聘した時代もありました。しかし、現在流暢な日本語を話せる外国人医師はどの程度いらっしゃるのでしょうか?日本語が流暢で国家試験を日本語で受験できる医師となると外国人は日本語の壁に阻まれます。もちろん日本で育った在日の方ですとこの問題はクリアでき、日本の医師国家試験では国籍を問われませんから外国人という表現も問題ありかもしれません。医師不足を外国人で補うことは過去の産物です。逆に考えますと言葉の壁に阻まれ、外国人医師の流入が今まで問題とならず日本人医師は保護されていたという考えもできますが、、、

医師不足を数の面で補うには
純国産の医師を増やすしか道はありません。ただいくら数だけ増やしても、将来のことを考えるに賢い医学生の中に医師の道を選ばず他の職種を選ぶグループ(立ち去り型)が出てきたことは憂慮すべき事態です。厚生労働相も日本の地域医療の実態を把握されて処方箋をきるべく一案を出されたのでしょうが、アメリカやオーストラリアがとる外国人医師採用、僻地勤務を日本に適応することは不可能、いや処方箋の一助にもならないと私は断言します。 

では我々医師は医学生、医学部を目指す高校生に夢を与えることが出来るのでしょうか?自分の生まれた土地で地域医療をしたい、過疎地で働きたいと志望する医者の卵を育てるには魅力ある市町村作り、働き易い環境作りが必要で、その対策に時間がかかって当然なのです。長期的視野で魅力ある街作り、医師の待遇及び労働環境改善の種をまくことが将来花を咲かせると信じています。

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頭脳流出を食い止める日本語?
「日本語の壁」第二弾です。我々日本人は、バイリンガルの人を別にして、世界に羽ばたこうとする場合、外国語の習得に悩まされます。日本語があまりにも他の外国語と異なる構造をもつからです。学会発表をしたり、論... [続きを読む]
posted from 「野戦病院」の研究室 2007.11.27 21:12

コメント

コメント一覧

爺医です。

人の命を軽んじる国に未来はない。
医師なくして、救命はない。
救急隊を軽んじるわけではなく、最終ラインのはなし。
かくして国は滅ぶ。
経済耽溺の国家に未来はない。
土建国家、金をあの世で使えるか。
国に生まれたが、国家に生まれたわけではない。
所詮政治屋は政治屋どす。
今の日本に100年見越す政治家はなし。
小物。

爺医の繰言。
スマソ。           雪の夜道

~雪の夜道さん、素晴らしいコメントを頂戴しありがとうございます。今の日本に100年見越す、もっと言えば10年見越す政策でもないような外国人医師の特別区問題です。
written by 雪の夜道 / 2007.11.27 20:51
日本の勤務医の収入を考えると、唯一日本で医師として働いてくれそうなのは、中国(本土)、とロシアぐらいでしょうね。
この2つの国では医師の給与が極端に抑えられていますから。
しかし、あまり書きたくありませんが、これらの国の医療は???です。
エリツィンは自分の国の医師からは心臓手術を受けられませんでした。
言葉の問題も大きいですよね。

お上の言うことをよくきくよいこの皆さん、そろそろ覚悟をしておかれたほうがよいかと思います。  ドクトル虎の巻

~ドクトル虎の巻さん、確かに中国、ロシアは給与が低いことと社会体制、更には英語が苦手ですと日本語でも頑張ってみるかという気になるかもしれません。中国は可能性あるかもしれません。漢字が使えますし、専門用語の理解は可能でしょうか。コメントありがとうございました。

written by ドクトル虎の巻 / 2007.11.27 21:34
もしかして,T先生がいらっしゃるのでは...フシギバナ

???
written by フシギバナ / 2007.11.28 08:59
去年から日本人がこちらの医学部に来るようになりましたが、こういう日本人医師ならどうなんでしょうね?

でも、彼らの道のりも長く厳しいものであることに間違いありません。まず英語のマスターの次に現地語のマスター、卒業後、数年の経験がないと日本で働けないでしょうし!

やっぱりこの問題は国内で解決すべきなのではないでしょうか?  マーシャル

~マーシャルさん、こちらというのは東欧ですか?ハンガリーの医学部へ進む日本人医学生が日本の医師国家試験に通れば問題はないのですが彼等の何割が日本に戻ってきたがっていますか?
アメリカ志向でUSMLEを受験する学生が多いように思います。実は外国の医学部を卒業した日本人の動向に注目しています。
written by マーシャル / 2007.11.30 22:15
>実は外国の医学部を卒業した日本人の動向に注目しています。
僕自身にもとても興味深いテーマですので、DocDocなどにコミュを作ってデスカッションしませんか?
出来れば、医師や専門家の集まるコミュニティーがよいと思います。
マーシャル

~マーシャルさんありがとうございます。DocDocって初耳でした。
written by マーシャル / 2007.12.02 00:36

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