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「日経メディカルオンライン」

脳神経外科医不足でt-PAが使えない

という記事がありました。

 

t-PAに関しては以前の拙ブログエントリー

脳卒中とは?

http://blog.m3.com/neurosurgeons/20071013/1 

脈に左右差→解離→XtPA

http://blog.m3.com/neurosurgeons/20071017/_tPAx

をご参照ください。 

産科・小児科もさることながら脳外科志望者数の減少は深刻で、

今年は後期研修で脳外科を選択したのは全国で70人。

実に一大学一人をきっています。
 

このような状況ですから,

脳卒中医療の担い手は今後減り行く一方と考えられます。

行政・医療従事者・国民それぞれが、

脳卒中医療がどうあるべきか?誰が担うべきか?など

今後の脳卒中医療をどうするか真剣に考える時期ではないでしょうか?


お産難民は取り上げられますが、

脳卒中棄民に対してはみな冷淡です。

少子高齢化で将来的な税収増が望めない今、 

脳卒中医療(≒高齢者医療)の切り捨ては仕方のない事なのか?

情報操作が加えられているように感じるのは気のせいでしょうか?



以下は、以前ジャーナルクラブで出た、

脳梗塞急性期の治療の話題の論文です。

まだまだ脳梗塞急性期の治療は過渡期であり、

今後どうなっていくか、目が離せません。

未来への希望を持ちつつ。



Stroke. 2006 Jul;37(7):1805-9. Epub 2006 Jun 8.
Intravenous versus combined (intravenous and intra-arterial) thrombolysis in acute ischemic stroke: a transcranial color-coded duplex sonography--guided pilot study.Sekoranja L, Loulidi J, Yilmaz H, Lovblad K, Temperli P, Comelli M, Sztajzel RF.
Department of Internal Medicine, University Hospital and Medical School Geneva, Switzerland.


Stroke. 2005 Jan;36(1):66-73. Epub 2004 Nov 29.
The Desmoteplase in Acute Ischemic Stroke Trial (DIAS): a phase II MRI-based 9-hour window acute stroke thrombolysis trial with intravenous desmoteplase.Hacke W, Albers G, Al-Rawi Y, Bogousslavsky J, Davalos A, Eliasziw M, Fischer M, Furlan A, Kaste M, Lees KR, Soehngen M, Warach S; DIAS Study Group.
Department of Neurology, University of Heidelberg, Im Neuenheimer Feld 400, 69120 Heidelberg, Germany.

Stroke. 2006 May;37(5):1227-31. Epub 2006 Mar 30.
Dose Escalation of Desmoteplase for Acute Ischemic Stroke (DEDAS): evidence of safety and efficacy 3 to 9 hours after stroke onset.Furlan AJ, Eyding D, Albers GW, Al-Rawi Y, Lees KR, Rowley HA, Sachara C, Soehngen M, Warach S, Hacke W; DEDAS Investigators.
Department of Neurology, The Cleveland Clinic, Cleveland, OH 44195, USA.

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コメント

コメント一覧

報道(特に一般向けのテレビや新聞)は購読量や視聴率が命ですから、大衆の関心事ばかりを好んで?流す傾向があるのだと思います。

ある意味、かれらにとって、病気や障害も「めしのたね」だったりします。

この国の報道は、もはやそんなレベルになってしまった、と言っても過言でないのかもしれません。

少子高齢化が現実の問題になりつつある今、本当なら福祉国家を目指すべきではないかと、個人的には考えています。ですが今、行政も、根本的な問題(医師不足など)は置き去りのまま、目先の「器」だけを整えようと躍起になるばかりのような・・・「気」がしています。
written by azuki / 2007.10.26 17:12
この毬藻はにゃに?
written by rinzaru / 2007.10.26 17:14
Atau先生のコメントが、、、

だって、卒中って高齢者タなる?
データはあるのでしょうか?
高齢者より生まれたばかりのほうが、、、、、、



それとも女性票でしょうか。。。。

早く奥様を、、、
人間の苦しみを、、、、




ね。

written by とまと / 2007.10.26 20:36
はじめまして。
当院には今年脳神経外科後期研修医1/70の1人がいます。中枢神経に興味があると言っていて、当科(リハ科)と悩み、脳神経外科に行ってしまいました。ある意味関連科なので優しく見守っています。
まずもって、脳損傷の急性期で救命できなければリハもないわけですしね。
written by 雪の夜道 / 2007.10.27 01:26
>azuki様

マスメディアにとって、当然、病気や障害も「めしのたね」
と考えています。なので、彼らに一般の方が勘違いされないようなきちんとした情報を流してもらうよう努力を考えています。

行政もそうですが、国民の一人一人が、日本という国がどうあるべきか?をきちんと考えてこなかったつけが現状の迷走状態だと思います。
written by 侍脳外科医 / 2007.10.27 09:09
>rinzaru 様

毬藻→一応絶滅危惧種のつもりですたw
written by 侍脳外科医 / 2007.10.27 09:12
>雪の夜道様

>当院には今年脳神経外科後期研修医1/70の1人がいます。

貴重な1/70ですね。
先生のところはリハ科もあるような大病院で羨ましいです。
私の住む地域は、リハビリ後進地域で入院医療費高騰につながっていると感じます。
written by 侍脳外科医 / 2007.10.27 09:22

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