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日々の診療でよく思うことは、
不謹慎かもしれませんが、
脳卒中になってこられる患者さんやその御家族に
I.C.するのが大変ということです。
そして、後日治療経過の流れを説明しても
入院時のI.C.でお話した内容をほとんど
理解されていない事に気づいて愕然とすることがあります。
脳卒中とは?と聞かれて
血管が切れて出血を起こすのが脳出血、
血管が詰まって血が行かなくなって神経が死ぬのが脳梗塞、
血管にこぶができてそれが破けるのがくも膜下出血・・・
とまずそこから話をすることが多いです。
だがよく考えてみると学生時の自分を考えてみても、
脳卒中とは何ぞや?
というのは国家試験勉強をしてはじめてなんとなく少しわかった程度。
人生経験が少ないとはいえ医学生ですらそのレベルということは、
身近に脳卒中を経験したことの無い方が知らなくても無理は無いです。
以前のエントリー
http://blog.m3.com/neurosurgeons/20071011/_.
でも述べたt-PAが盛んに新聞などでとりあげられていますが、
発症から3時間以内ということは
診断の時間も必要ですから実際よりはそれより短く、
気付いてから1時間~遅くても2時間以内に
脳卒中専門施設に搬入される必要があります。
一人の医師が啓蒙できる患者さんや一般市民の数には限界があります。
他力本願ではありますが、
ロハスメディカル http://www.lohasmedia.co.jp/ のように
一般市民向けに脳卒中に関する知識を適切にながしていただけるような
フリーペーパーがもっと増えることを願っております。
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コメント
コメント一覧
わかるわけないかな?
1時間で判る診断法は? とまと
~とまと様、はじめまして。
脳卒中は、脳梗塞・脳出血・くも膜下出血などをひっくるめた総称です。
なので脳梗塞・脳出血・くも膜下出血の違いが重要になってきます。
脳梗塞・脳出血は言葉が出ない、手足が動かないなどの神経症状が主訴に、くも膜下出血は頭痛が主訴になります。
重度の場合はそれぞれ高度の意識障害を伴います。
①顔面の麻痺;片方の顔面が反対側に比べて動きが悪い
②腕や手の異常;一方の手があがらないか、あげても下方に変位する
③言語の異常;不明瞭な発語、間違った言葉を使う。全くしゃべれない
上記の中で一つでも急速に起こったものであれば脳卒中の可能性は72パーセントになります。
「シンシナティ病院、来院前脳卒中スケール」
侍脳外科医
質問が悪かったですね。ごめんなさい。手違いでした。
「卒中と梗塞」ではなく「出血と梗塞」です。
t-PAを使用する場合の見極めのポイントは何でしょうか?
実質的に、一時間程度以内に決断しないと、血栓状態から出血状態に移ってしまうと理解しています。一か八かやるということではないと思うのですが、、、
MRI(DWI・FLAIR・T2*),MRA
を施行します。1時間以内で可能です。
時間に余裕があれば脳血流評価もできます。
その間に採血の結果も出ます。
1時間以内に限らず、
多かれ少なかれ一か八の要素はあると思います。
何もしなければ、重度な障害・悪ければ死
t-PAの場合は、梗塞に陥ろうとしている
脳虚血部位の血流が悪ければ悪いほど
時間がたてばたつほど出血のリスクが
上昇するというものでどの段階でダメだと
切れるものではないです。
便宜上3時間とえいやっと決めているものだと
僕は捉えています。
それがガイドラインというものの性質です。
治療というのは多かれ少なかれ
確率の問題で一か八かの要素があり
それが医師・患者間の齟齬になっています。
人間は人間が設計したものではなく
人間の地図が全部わかるものではありません。
解剖にせよ大まかはみんな同じですが
細かいところはバリエーションがたくさんあります。
そこに100%を求めるのは困難です。
ネットで難しい質問をしてしまってごめんなさい。
100%を求めるわけではないです。
t-PAは魔法の薬として、やっと日本で認められたようでエスね。QQ車と受入病院等々、、、運があるでしょうね。自分がなるかもしれないし、親がなるかもしれませんから、、、知っておきたかったのです。とても、長くて短い3時間でしょうね。
ありがとうございました。
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