侍脳外科医
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< 開頭術後の美容的問題 | メイン | 救急車の使い方 >

 30代男性。歩行中にレース中の自転車と激突。GCS (Glasgow Coma Scale)3. 瞳孔散大(Dilated and fixed).

心拍数40にてアトロピン投与。血圧183/112。パルスオキシメーター 98%.

CTにてびまん性脳腫脹あり, マニトール、ステロイド、フェニトインを投与。

 

“He’s not going to the OR?”とたずねるIzzieに対し、Derekの答えは、

“No. Do an EEG and confirmatory tests. If he doesn’t respond in six hours, declare him.”

 

Izzie “We stand here and watch him die?”

Derek “ This is a hard part. To stand around as surgeons and not cut. That’s what ‘do no harm’ means.”

 

 手術的な治療を期待する研修医を諭すところ、わかります。

 

 脳死判定がなされ、家族を呼んで臓器移植が行われた。

妻に移植の説明をする途中に、いたたまれずYangは退室する。

“No one says that’s easy” と指導医のBaileyに諭され、妻から承諾を取り、心臓、角膜、肝臓、腎臓の摘出が行われ、肝臓はO’Malleyの患者でゲイのMackieに移植された。

 

 日本より多いはずの臓器移植ですが、いくらpotential donorであるといっても、その過程には家族へのbad newsの説明、臓器移植の説明など、必ずしもsystematicでない場面があり、このあたりのIzzieYangの研修医としての心境の変化、自分の経験と重なってうなずけます。

 

 当院でもSAHの患者に対して、臓器移植が行われました。突然の発症から脳死判定、臓器摘出へとめまぐるしく状況が変化するのに対し、家族の心境をとらえつつ対応するgrief careについて、スタッフ、移植コーディネーターなどとともに実践しつつ学ぶ機会を得ました。このとき、USMLE STEP1 behavioral sciencegrief periodについて勉強しておいたことが役に立ちました。

 

http://jp.youtube.com/watch?v=NwFsnYQQD5M Grey’s anatomy

  

追記 この前の飲み会で、当病棟の新卒ナース(22歳 女性)がGrey’s Anatomyのファンであることが判明し、種々の話題で盛り上がりました。

先日このナースから呼び出しを受けたときに、”Hi,I’m Dr Shepherd”と応対したところ、しばしの沈黙の後、「せ、先生、ちょっと無理がありますよ。」といわれ、その後大笑いされてしまいました。やはり現実には難しいものがあり、帰宅すると息子が体重計、娘が腹囲測定用の巻尺を持って待ち構えている生活から脱却し、ビリー入隊を防がねばなりません。

       

 

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