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2008.07.06 11:12 |  診療  |  なな  | 推薦数 : 20

絶滅危惧種の保護の仕方

院内の産婦人科医の中でも、当直ができる人員は限られていますので、

当直は主として非常勤のドクターにお願いしてきました。

しかし8月の当直は、例年なら今頃にはとうに埋まっているのですが、

今年は半分以上空きがあります。

近年の、産婦人科医減少による影響です。

 

大学医局に応援を頼もうと思ったのですが、

次々と産婦人科医が辞めて、あちこちの病院から撤退している現状では、

とてもお願いすることはできません。

 

このままではうちの病院も分娩取り扱い中止?

2人目3人目と産んでくれる、いい病院なのに。

 

この窮状を病院管理職に訴えたところ、

非常勤当直料を上げてくれるという返事が、翌日すぐに返って来ました。

しかも、「近隣の病院との当直医招聘競争に勝てるように」と、破格の値上げです。

更に人員募集にも、早速乗り出してくれました。

やった♪

 

非常勤医の賃上げですから、私自身には1円も増えませんが、

絶滅しそうな産科医を保護しようという病院の姿勢が、心に響きます。

何よりも、今来てくれている当直の先生たちを大事にできるのが嬉しいし、

若手ドクターの筒味くん(仮名)も、「もっと分娩を増やしましょう」と、明るい表情です。

士気がぐんと上がります。

 

現場の声に耳を傾け、すぐに対策を練る。

魚心あれば水心です。

概して単純な産科医を保護するのは、案外簡単なのかも知れません(笑)

 

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