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お産の時に、臍帯血(胎盤と臍帯に残った血液)を採ることによって、
白血病のような重い血液疾患の治療に使うことができます。
臍帯血の採取・管理・供給をしている「臍帯血バンク」という事業があります。
臍帯血に関わっている方たちのお話です。
<臍帯血をバンクから全国各地に運んでいる人>
飛行機で臍帯血を運ぶ際、優先搭乗・優先降機になるそうです。
空港でも非常に細やかな配慮を受け、
航空会社の方々の臍帯血に対するご理解とご好意に、感謝するばかりです。
臍帯血の到着を待っていた血液内科の先生から
「血内も医者が足りません。患者さんの傍を離れられない中、届けて下さって、
本当に助かります」
と感謝されたこともあるそうです。
「この仕事は、生命と善意のリレーです」。
ずっと年長の方の、輝く言葉でした。
<元患者さん>
白血病の治療は、非常に厳しいものです。
ひどい倦怠感、吐き気と嘔吐、全脱毛、精神的苦痛。
そんな中、「適合する臍帯血が見つかった」と聞いて
これで地獄から解放される、という思いと
提供してくれた妊婦さんに対する感謝だけで、精一杯だったそうです。
臍帯血移植を受け、元気を取り戻してから改めて、
臍帯血を提供してくれた妊婦さんだけではなく、
採血した産婦人科医や、臍帯血バンクの人たちの存在に気づき、
感謝の気持ちを伝えたいのだ、とおっしゃっていました。
元患者さんの言葉です。
「私には2回誕生日があります。
ひとつは本来の誕生日、もうひとつは臍帯血移植を受けた日です。」
<採血協力病院の産婦人科医>
「当直が何日も続いて、夜中に何件もお産があると、正直きついな、と思うことはあります。
でもそんな時に、臍帯血提供希望の妊婦さんのお産があると
”よし、頑張ろう!”という気持ちになります」
そうそう、そうなんですよねー。
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「こんなご時勢に善意でやっている産婦人科には、しかるべき報酬が支払われるべきだ」
と言って頂くこともあります。
嬉しい評価です。
でも、不思議と何もほしくないのです。
ボランティアの何たるかが、ちょっとだけ理解できたのかも知れません。