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深夜、病院からではない携帯の呼び出し音。
「ふぁい、もしもし」
「あ、ななちゃん、俺・・・」
電話の相手は産婦人科医局の同期、沖田くん(仮名)。
「ああ。おきたくん。どしたの?」
「・・・ななちゃん、あのさ・・・」
「うん?」
「・・・俺って、顔、でかいかな」
「・・・。う、うーん、そおねえ。ま、首も太いんだから、いんじゃない」
「あ、そか。そだよな。ははは・・・」
「ははは」
「・・・・・」
「で、相談は何?」
「・・・最近さ、動悸するんだよね」
「へえ」
「それから、脈飛んだり。夜中に喉渇いて、目が醒めたり。
あとね、ピザとナッツとフライドチキン食ったら、吐いちゃった」
「・・・」
「血液検査したらさ、肝酵素全部3桁だった。エコーあてらた、真っ白だったし」
「え・・・」
「でね、ななちゃん俺、思うんだけれど、
無罪判決が出て、控訴されるくらいなら、あの地検の庭に麻の実まいてこようかと思って」
「あ、麻の実?」
「うんそう。で、生えて来た頃に、警察に通報する。
あのさ、どうせ俺、もう肝臓も身体もぼろぼろだし、
毎週5連直とかでくたくただし、
このまま生きて産婦人科医やるより、地検をとっちめた方が
多くの生命を助けられるんじゃないかと思うんだよ」
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ここで、目が醒めました。
あ、なんだ、夢か・・・