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2008.05.22 06:30 |  診療  |  生活 / くらし  |  なな  | 推薦数 : 23

真夜中の電話

深夜、病院からではない携帯の呼び出し音。

 

「ふぁい、もしもし」

「あ、ななちゃん、俺・・・」

 

電話の相手は産婦人科医局の同期、沖田くん(仮名)。

「ああ。おきたくん。どしたの?」

「・・・ななちゃん、あのさ・・・」

「うん?」

「・・・俺って、顔、でかいかな」

「・・・。う、うーん、そおねえ。ま、首も太いんだから、いんじゃない」

「あ、そか。そだよな。ははは・・・」

「ははは」

「・・・・・」

「で、相談は何?」

「・・・最近さ、動悸するんだよね」

「へえ」

「それから、脈飛んだり。夜中に喉渇いて、目が醒めたり。

 あとね、ピザとナッツとフライドチキン食ったら、吐いちゃった」

「・・・」

「血液検査したらさ、肝酵素全部3桁だった。エコーあてらた、真っ白だったし」

「え・・・」

「でね、ななちゃん俺、思うんだけれど、

 無罪判決が出て、控訴されるくらいなら、あの地検の庭に麻の実まいてこようかと思って」

「あ、麻の実?」

「うんそう。で、生えて来た頃に、警察に通報する。

 あのさ、どうせ俺、もう肝臓も身体もぼろぼろだし、

 毎週5連直とかでくたくただし、

 このまま生きて産婦人科医やるより、地検をとっちめた方が

 多くの生命を助けられるんじゃないかと思うんだよ」

 

・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・

 

ここで、目が醒めました。 

あ、なんだ、夢か・・・

 

 

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