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2008.02.13 17:37 |  診療  |  なな  | 推薦数 : 30

風邪をひいた妊婦さんへ

季節柄、風邪をひいた妊婦さんが何人も受診されます。

風邪をひいた妊婦さんは、大体2通りのタイプがあるようです。

 

まず、赤ちゃんが元気だとわかると、安心するタイプです。

このタイプの妊婦さんは、赤ちゃんの心音を聞いて、エコーで元気な姿を見ると

ほっと笑顔になり、安心して帰って行きます。

 

もうひとつは、風邪薬を希望するタイプです。

妊娠中でも、病院が出すお薬なら安心と思っていらっしゃるのでしょう。

咳やくしゃみ、頭痛などつらい症状を取るために、お薬がほしいとおっしゃいます。

 

風邪をひいた妊婦さんたちに、お伝えしたいことがあります。

40度近い高熱が続かなければ、風邪自体が赤ちゃんに影響することはありません。

昔からある風邪の治し方で、充分です。

おうちであったかくして保湿して、栄養と水分を摂って、寝ていて下さい。

ママにとっても赤ちゃんにとっても、それが一番。

寒い中病院に行ったり、風邪薬をのむことに、あまりメリットはありません。

もし「インフルエンザかな」と思ったら、病院に行けば検査はできますが、

インフルエンザの薬は使えません。

妊婦さんでも使える解熱剤はありますので、高熱が続いたら病院に行って下さい。

 

そして、病院にかかる場合は、なるべく急患にならない時間帯に行って下さい。

最近は、どこの病院も急患で一杯で、一刻を争う患者さんの治療が優先されます。

寒い中待たされたら、たいへん。

かかりつけの病院がお休みの場合は、

救急病院にかかる場合でも、必ず電話をしてから行くようにして下さい。

ドクターは全員手術中、なんてこともあります。

個人病院も、時間外はぎりぎりの人数で切り盛りしていますので、

なるべく時間内にかかるようにしましょう。

施設によりますが、60歳70歳の助産師・看護師が

数日に1回当直しているのが現状です。

限られた医療資源=医療設備と医療者の労働力を、本当に必要な患者さんのために使えるよう

協力して下さい。

 

妊婦さんの風邪以外にも、こんな場合は「本当に今すぐ救急受診するべき?」と、

まずは一旦考えましょう。

・妊娠初期の、ごく少量の出血

・妊娠中の、休めばおさまる程度のお腹の張り

・妊娠中の便秘や腰痛

・生理痛

・避妊の失敗

 

もうひと言。

臨月の陣痛や破水で、あわてて救急車を呼ばないようにしましょう。

まず大きく一回、深呼吸をして、かかりつけの病院に電話します。

そして落ち着いて、お産のために準備したバッグを持って、自分の足で病院に行きましょう。

それで充分、間に合います。

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