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2007.12.24 10:20 |  生活 / くらし  |  恋愛 / 結婚  |  なな  | 推薦数 : 41

半生の孤独

人生の半分が、独り暮らしでした。

 

この季節が一番、一人であることを感じる季節です。

町に行けば、カップルばかり。

レストランに行くと、幸せそうな家族連れであふれ返っています。

デパートの地下に買い物に行くと、

洗練された男女がシャンパンやチーズ、バケットと両手いっぱいに買い物をしているのを尻目に

私が買うのは、サラダ100gに小ぶりのチキン1ピースと、明らかに一人分の食料です。

 

ですが、一人を寂しいと思ったことは、ありませんでした。

金魚鉢の中の金魚が、鉢の中の世界が全てであるのと同じように

一人の世界しか知らず、それを当然と思いながら快適に暮らしていました。

 

どこに行くのも一人で平気でした。

動物園が好きなのですが、他のお客さんは99%が家族連れかカップル、女の子のグループです。

そんな中で、一人で好きな動物を見て、うっとりしていました。

ちょっと敷居の高いレストランも平気。

前もって、女性一人で行くことを告げておくと、

それなりに気を配って、もてなしてくれます。

一人で飲みに行くのも全然OK。

うちから歩いて5分のところに、静かなバーがあるのですが、

コートのポケットにお札一枚で、一人でふらりと飲みに行っては

「男前!」と冷やかされて、楽しんでいました(笑)。

 

このままずっと一人であることに、多少の不安を感じながらも

この生活はこの生活で良いだろう、と満足していました。

 

そんな中、地道に働く私に、誰かがご褒美をくれました。

やさしさという、人として一番大切な能力に天才的に恵まれた

素晴らしい男性に出会いました。

 

秋の晴れた日、私たちは結婚しました。

 

結婚して初めて、見えて来たものがあります。

家族がいるって、こんなに温かいことなのだ。

一人ではないって、素晴らしい。

人生の中で接した、好意を持てる他人を大切にできるとは、

なんて豊かなことなのだろう。

 

こんな当たり前のことの意味に気づく、ということが

年齢を重ねる、ということなのかも知れません。

 

 

このブログに接して下さった全ての方に、最上級の幸せを!

メリー・クリスマス。

 

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