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2007.11.25 21:12 |  生活 / くらし  |  なな  | 推薦数 : 13

愛犬・りんのこと

Profile写真の犬は、目の中に入れても痛くないほどかわいがっていた愛犬・りんです。

普通に育てたのに、なんだか不思議な子でした。

  

首に鈴をつけていますね。

あまりにおとなしくて、いるかいないか、わからないからです。

庭に放し飼いになっていたのですが、

「りん、りーん!」と呼んでも、なかなか来ないのです。

で、「いないのかな」と思って引き上げると、

私がいなくなった頃にやってきて、私を探すらしいので(笑)。

 

後ろ足が片方、先天的に萎縮していて、3本足で歩いていました。

そのため前足が非常に強く、犬のくせに木に登れるのです。

犬が木の枝に止まっている光景は、おとぎの国のワンシーンのようでした。

また、草の上に座って、空を見上げてため息をついていたことも(笑)。

それから、えさを使って躾けようとしても

「おあずけ!」などと言おうものなら

「あっそ」と向こうへ行ってしまうので、一切躾けができませんでした。

 

大学に入学すると同時に親元から離れ、りんとも離れたのですが、

幼少期に毎日彼女に頬ずりしていた私を、決して忘れることはありませんでした。

 

医師国家試験の直前のことです。

両親が旅行で、数日家をあけることになりました。

りんは以前ペットホテルに預けた時、寂しがって一晩鳴き通しで迷惑をかけたのだそうで、

うちでお留守番させざるを得ませんでした。

しかし、寂しがりやのりんがうちで一人でお留守番しているのかと思うと、

いてもたってもいられず、

国家試験の勉強はそっちのけにして、実家に帰ってしまいました。

 

実家から500メートルくらいのバス停に降り立ち、

数歩歩いたところで、犬の騒ぎ声に気づきました。

りんが鳴いています。

普段、いるかいないかわからないくらいおとなしい子なのに、

この時ばかりはきゃんきゃん鳴いて、犬のように尻尾を振っていました。

 

普段は「犬は外」の我が家ですが、この時はりんと私と2人きり。

うちにあげて、国家試験の勉強に励みました。

りんはその間、ずっと私の足元に丸まって寝ているのですが、

他の用事で席を立っても寝たままなのに、

「さ、そろそろ勉強やめようかな」と思って立つと

何を感じ取るのか、首をあげて、尻尾をヘタ、ヘタと振るのです。

 

今、こんなに大勢の方々に見られていると知ったら、

恥ずかしがって、私の腕に顔をうずめて丸まってしまうでしょう(笑)。

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