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産婦人科医をしていて、最近疑問に思うことが、いくつかあります。
1 満員の外来で妊婦さんが立って待っている
外来の待合室には、椅子がいくつも置いてあるのですが、
混んでくると、椅子が足りなくなります。
最近、ご夫婦で妊婦健診にいらっしゃる妊婦さんが増えていますが、
一緒に来ているご主人が座っていて、他の妊婦さんが立って待っている光景を見かけます。
妊婦さんのご主人ですから、たいていは若い元気な男性です。
お腹の大きな女性がそばにたっているのですから、
自分の奥様だけでなく、他の妊婦さんも大事にしてあげてほしいものです。
2 赤ちゃんを連れて外出
生後1,2ヶ月と思われる赤ちゃんを連れた人を
デパートや駅、レストランなど、人ごみで見かけます。
最近は核家族がほとんどですし、ご近所付き合いも希薄で
赤ちゃんを誰か預けることなどほぼ不可能ですから
一緒に出かけざるを得ないのかも知れません。
でも、ちょっと無防備過ぎないかな、もう少し大きくなるまで待てないかな、と
何だか心配になってしまいます。
特にこれからの季節は、ウイルス感染が流行します。
新生児がかかると重症化しますので、生後間もない赤ちゃんを連れての外出は
充分慎重にあるべきと思うのですが。
3 流産が心配なはずなのに
流産をご経験されている妊婦さんは、稀ではありません。
一度辛い経験をしていると、次に妊娠した時には心配になって当然です。
本来は2週間に一度の診察でいい時期に
心配で1週間あけずに診察に来る妊婦さんもいらっしゃいます。
赤ちゃんを気遣ってナーバスになる気持ちはいじらしく、共感します。
しかし、何故か煙草のにおいがしたり、
ハードな仕事を続けて摂生していなかったりする妊婦さんがいます。
真の意味で、赤ちゃんを大事にしてほしいものです。
4 必要な医療行為を受けようとしない
妊娠中期の妊婦さんが、吐き気を主訴にご来院されました。
赤ちゃんの無事と、血圧や体温などを確認した後、
熱もあるし、脱水の軽減のために点滴を用意したのですが、
「点滴はしたくありません」。
水分が摂れないというのでお勧めしたのですが、
明確な理由なく、ただやりたくないと言うのです。
結局、数時間横になった後、お帰りになりました。
5 妊婦さんのお薬希望
妊娠しているのに、お薬をほしがる人がいます。
風邪薬だったり、痛み止めだったり、胃薬や吐き気止めだったり。
あるいは、サプリメントをあれこれと使いたがったり。
高熱が続かなければ、風邪自体は赤ちゃんには影響しないことや
お薬はなるべくのまない方がいい、とお話するのですが、
それでもお薬をのみたいという人が何人もいるのは、どうしてなのでしょうか。
最初の3つ目まではさておき、4,5のように感じるようになった自分は
もしかしたら、患者さんの感覚から離れてきているのではないか、と
ふと我が身を省みました。