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2007.11.12 18:01 |  診療  |  なな  | 推薦数 : 14

この頃、疑問に思うこと

産婦人科医をしていて、最近疑問に思うことが、いくつかあります。

 

1 満員の外来で妊婦さんが立って待っている

外来の待合室には、椅子がいくつも置いてあるのですが、

混んでくると、椅子が足りなくなります。

最近、ご夫婦で妊婦健診にいらっしゃる妊婦さんが増えていますが、

一緒に来ているご主人が座っていて、他の妊婦さんが立って待っている光景を見かけます。

妊婦さんのご主人ですから、たいていは若い元気な男性です。

お腹の大きな女性がそばにたっているのですから、

自分の奥様だけでなく、他の妊婦さんも大事にしてあげてほしいものです。

 

2 赤ちゃんを連れて外出

生後1,2ヶ月と思われる赤ちゃんを連れた人を

デパートや駅、レストランなど、人ごみで見かけます。

最近は核家族がほとんどですし、ご近所付き合いも希薄で

赤ちゃんを誰か預けることなどほぼ不可能ですから

一緒に出かけざるを得ないのかも知れません。

でも、ちょっと無防備過ぎないかな、もう少し大きくなるまで待てないかな、と

何だか心配になってしまいます。

特にこれからの季節は、ウイルス感染が流行します。

新生児がかかると重症化しますので、生後間もない赤ちゃんを連れての外出は

充分慎重にあるべきと思うのですが。

 

3 流産が心配なはずなのに

流産をご経験されている妊婦さんは、稀ではありません。

一度辛い経験をしていると、次に妊娠した時には心配になって当然です。

本来は2週間に一度の診察でいい時期に

心配で1週間あけずに診察に来る妊婦さんもいらっしゃいます。

赤ちゃんを気遣ってナーバスになる気持ちはいじらしく、共感します。

しかし、何故か煙草のにおいがしたり、

ハードな仕事を続けて摂生していなかったりする妊婦さんがいます。

真の意味で、赤ちゃんを大事にしてほしいものです。

 

4 必要な医療行為を受けようとしない

妊娠中期の妊婦さんが、吐き気を主訴にご来院されました。

赤ちゃんの無事と、血圧や体温などを確認した後、

熱もあるし、脱水の軽減のために点滴を用意したのですが、

「点滴はしたくありません」。

水分が摂れないというのでお勧めしたのですが、

明確な理由なく、ただやりたくないと言うのです。

結局、数時間横になった後、お帰りになりました。

 

5 妊婦さんのお薬希望

妊娠しているのに、お薬をほしがる人がいます。

風邪薬だったり、痛み止めだったり、胃薬や吐き気止めだったり。

あるいは、サプリメントをあれこれと使いたがったり。

高熱が続かなければ、風邪自体は赤ちゃんには影響しないことや

お薬はなるべくのまない方がいい、とお話するのですが、

それでもお薬をのみたいという人が何人もいるのは、どうしてなのでしょうか。

 

最初の3つ目まではさておき、4,5のように感じるようになった自分は

もしかしたら、患者さんの感覚から離れてきているのではないか、と

ふと我が身を省みました。

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