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2007.06.14 21:45 |  診療  |  なな  | 推薦数 : 11

マザー・クラスについて

マザー・クラス(母親学級)は、分娩予定日の近い妊婦さんを、
7,8人づつのグループに分けて行われます。
妊娠期間中に、3回あります。
広すぎない部屋で、妊婦さんも助産師も産婦人科医も一緒に
靴をぬいで座って、クッションや座布団を玩びながら、円くなっておしゃべりします。


初期のマザー・クラスでは、まず
「妊娠のイメージを絵に描いて下さい」というグループ・ワークをやります。
ほとんどの妊婦さんが
温かそうなお母さんのお腹に、数cmの小さな赤ちゃんが育っている絵を描きます。
決して、あの半魚人のような、実際の胎児の絵を描く人はいません(笑)。


「妊娠に関する希望」では、時に突飛な発想が飛び出ます。

「子宮もお腹の壁も透明でできていたらいいと思います。
 いつでも赤ちゃんが見られるから。」
・・・(いつでも見えたら、気持ち悪いと思います)

「卵で産めたらいいと思います。で、私は、たまに温める。
 そうすれば楽ですから。」
・・・(そんなことで、いいの?)


目玉は「質問の時間」。

「妊娠中に卵を食べ過ぎると、卵巣が腫れるって本当ですか」
・・・(腫れませんて)

「妊娠中に性交渉を持ったら、双子にならないんですか」
・・・(えーっと・・・)

「赤ちゃんは羊水を飲んでいる、って聞きましたけれど、
 羊水っておいしいんですか」
・・・(顔面に浴びることありますけれど、まずいです〜)

しかし中には
「人間はどうして1個しか排卵しないんですか」
と、研修医顔負けの質問が出ることもあります。

油断すると
「なな先生は、生まれ変わってももう一度産婦人科医になりたいと思いますか」
・・・(うっ・・・)
なんてことも(笑)。


こんな雰囲気のマザー・クラスで、何度か一緒になった妊婦さんたちは、
お互いに交流を持って、お産の後、子育て中でも
お互いの悩みを相談し合っている人もいるそうです。

マザー・クラスは、当院の10階以上の部屋で行われます。
じゅうたんに座っていると、窓からは空しか見えませんので、
本当に天国にいるような気持ちになります。
産婦人科医にしか味わうことのできない、産科医療の醍醐味です。

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