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2007.06.02 21:31 |  研究  |  生活 / くらし  |  なな  | 推薦数 : 10

大学院について(3)(ななのこと)

「なな」は、本名ではありません。 本名は全然ちがう名前です。

院生時代に、研究所で直接指導をしてくれたしゅう先生(仮名)が贈ってくれた、

ハムスターの女の子の名前です。

 

無類の動物好きの私、独り暮らしが長いのに

飼ったペットはななだけです。

本当はとってもとってもペットがほしかったのですが、

ペットと2人暮らしをしていて、その子に死なれた時の悲嘆を思うと、

恐ろしくて到底飼えなかったのです。

ところが、そんな気持ちはつゆ知らないしゅう先生が

きっと私が喜ぶだろうと、ペットショップで目が合ったハムスターを

思いつきで買って来てしまったのでした。

 

しかし一度会ってしまうと、その瞬間ななに心を奪われました。

「行ってきます」と「ただいま」のあいさつは当たり前。

休日、ショッピングに出かけて、自分のものは何も買わずに帰って来ても

ひまわりのタネやハムスターのおやつだけは、買って帰りました。

「ハムスターの飼い方」という本を読んだら、

「ハムスターはひとりが好きです。構うと却ってストレスになります」とあったため、

徹底して「見るだけ」でした。

ハムスター用のケージに、わらで編んだ鳥の巣を入れてあり、

そこが彼女のお気に入りの場でした。

ハムスターは大抵寝ていますので、

鳥の巣からのぞかせる、2cm足らずの寝顔を

いくらでも眺めてはうっとりとしていました。

本当はあのふわふわの毛に触れたいのですが、

ななが嫌がるのではかわいそう。

かわいさのあまり触れることもできず、

なんだか報われない恋をしているようで、たまらない気持ちでした(笑)。

 

そのうち、日中は離れていることが淋しくなって、

研究室の机の下にも、ハムスターのケージを買って置きました。

小さなバックに鳥の巣ごとななを入れ、自転車の前のかごに入れて、

研究所と自宅を往復する毎日でした。

かくして、ハムスターと一緒に通学する、立派な「ヘンな院生」になっていました・・・

 

ななが死んで、5年たちます。

でも、あれ以上かわいがることはできなかったと思うので、悔いはありません。

 

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