| 日 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | 土 |
|---|---|---|---|---|---|---|
| 1 | 2 | 3 | ||||
| 4 | 5 | 6 | 7 | 8 | 9 | 10 |
| 11 | 12 | 13 | 14 | 15 | 16 | 17 |
| 18 | 19 | 20 | 21 | 22 | 23 | 24 |
| 25 | 26 | 27 | 28 | 29 | 30 | 31 |
代理母出産で出生した子の出生届けの不受理が、最高裁で確定し、
議論を呼んでいます。
地裁では不受理、高裁では受理となっていましたが、
最高裁では逆転して不受理となりました。
私見になりますが、問題点はあるものの、概ね最高裁の判決を支持しています。
高裁が受理を命じた理由は
血縁関係は明らかで、子の福祉にも叶い、公の秩序に反しない
この3つです。
血縁関係は明らかです。
ところが最高裁は、
現在の民法では、出産した女性がその子の母親であるから、
本件の子の母は、卵子提供者ではなく、代理母である、と言っています。
生物学的な事実よりも、法律を重んじたもので、
科学者でもある自分の立場からは、到底容認できるものではありません。
この点に関しては、大いに異議があります。
子の福祉に叶う、これもその通りです。
特別養子縁組という方法はありますが、
実子としての届出に上回る点は、ひとつもないでしょう。
問題は、「公の秩序に反しない」。
本当に、そうでしょうか。
妊娠・出産は、本来命がけのものです。
だから、お金で他人に妊娠・出産をさせるのは、
他人を健康と生命の危険に晒す行為でもあり、
臓器売買や、生命に値段をつけることに通じるものがあると思うのです。
これは、公の秩序に反すると思うのですが。
最高裁の判決は、法律が生殖医療の進歩に追いつけずに、
民法を杓子定規に当てはめただけのものですので、
その点では評価できません。
しかし、実は大きな危険を孕んでいる代理母制度を、
わが国では認めない、とする決定でもあります。
そう思うと、今回の判決は是だと思うのです。
ともあれ、生まれた双子ちゃんの幸せを祈ってやみません。
固定リンク | コメント (4) | トラックバック (2)