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2月18日(日)は、東京マラソンでした。
都内の約600ヶ所の道路で、通行止めになっていたそうです。
多くの時間を病院で過ごし、世事に疎い私は、
それを知らずに愛車で病院に向かいました。
ほどなくしてあっちで迂回、こっちで渋滞となり、
病院到着予定時刻を過ぎてしまいました。
入院患者さんと診察の約束をしていましたので、遅刻する旨病棟に連絡すると、
約束していた切迫流産の妊婦さんが、出血しているとのことです。
休日だしゆっくり行けばいい、と鷹揚に構えていた気持ちが、一気に吹き飛びます。
しかし、迂回を繰り返して、どんどん病院から遠くなるし、
交通量も増える一方です。
しびれを切らして、警官の前で停車しました。
身分と、入院中の妊婦さんが出血していることを説明し、
「中区(病院の所在地、仮名)に抜けたいのですが、どうしたらいいでしょう」
と言うと
「中区もヘチマもないよ、あっちに行くしかないね」
わかりました、ありがとうございます、と、その時は言われた通りにしましたが・・・
「中区もヘチマもない」だと??
警察にとっては、産婦人科医が急いでいようが、妊婦さんが出血していようが
知ったことではない、ということでしょう。
せめて近道を教えてもらいたかった、などというのは
医者のエゴなのかも知れません。
それにしても、産婦人科医であるなしに係わらず、一市民を馬鹿にしていませんか?
いえ、それとも私の風体が、医者には見えなかったのかな・・・
(何しろ、ジーンズにダルメシアン柄のシャツしたので)。
結果として、その妊婦さんは流産してしまいました。
流産は、一度始まってしまうと、どうやっても止めることはできませんので、
私が早く病院に到着したところで、結果は同じです。
ですが、その時に主治医として傍にいることができたら……
などというのは、欲張り過ぎかも知れませんが。
奇しくも1年前、福島県立大野病院の加藤克彦先生が不当逮捕された日と同じ、
2月18日のことです。
警察の、医療に対する姿勢が、垣間見える一件でした。
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