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うちの病院の看護師さん・助産師さんたちは、いけています。
看護師さんたち。
あんまりナース・ステーションにいません。
一体どこに行っちゃったんだろう、と不慣れな頃は探し回ったのですが、
患者さんたちのベッドサイドに行くと、まず見つかります。
丁寧に清拭していたり、時間をかけて足腰のマッサージをしていたり、
話し込んでいたりするのです。
さらに、勤務交代の時間になって引継ぎが終わると、
その丁寧な看護の内容をつぶさにカルテに記載するので、
みんななかなか帰りません。
一生懸命働けば働くほど大変になるのに、一生懸命働いています。
誰か一人、私のお嫁さんになってくれ(笑)。
助産師さんたち。
ずっと切迫早産で入院していた妊婦さんが、臨月に入って無事お産されました。
切迫早産は、ただ「お腹がはる」 というだけで基本的には健康な若い女性が
長期の入院安静をせざるを得ないものですので、
ご本人にとっては、大変なストレスだったと思います。
元気な赤ちゃんを抱いて退院するその日、私のところにあいさつに来てくれました。
笑顔でお礼を言ってくれていたところへ担当助産師がくると、
産婦さんは途端に目をうるませました。
感極まって、涙したのでしょう。
助産師が、如何に産婦さんをしっかりと支えていたかが伝わってくる、
心温まるエピソードでした。
このような職場は、往々にしてトップが優れているものです。
うちの師長。
不妊治療に通っている、とても手のかかる患者さんがいます。
元々デリケートな上、数回の流産を含む非常に辛い体験をされている方で、
メンタル・ケアに充分な時間を割く必要のある方です。
外来に来ると、毎回30分、1時間と話し込んで行かれます。
大学病院でこの患者さんを診ていた時のこと。
師長に渋い顔で
「なな先生、あの人、うちでお産するの?」 と聞かれました。
「多分うちでは産まないと思いますけれど」 と返事をすると、
大学病院の師長は、「そう、よかった」と、晴れ晴れとした笑顔を浮かべました。
手がかかるから看れないということでしょう。
一方、うちの師長は
「なな先生、あの人、うちで産んでくれるかな?」
「多分そうすると思いますけれど、どうしてですか?」
「だって、うちでなら看れるでしょう」
です。
ちなみに、ope室の師長もいけてます。
結果として赤ちゃんを救えなかった超緊急帝王切開の後、
ope室の床にへたり込んだ私の頭を、そっとなでてくれるような人です。
この好環境を思うと、まだまだ頑張れそうです。