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2006.10.19 06:31 |  診療  |  なな  | 推薦数 : 15

産科勤務医が減る理由を掘り下げて(2)

2  仕事に見合った報酬がない

時給に換算したら、コンビニのバイト並みでした。

この項、このひと言で充分な気がしますが、これだけだと寂しいので補足を。
うちの病院、時間外手当が出ないんです。
つまり緊急オペのために行っても、報酬はゼロ。
ちょっと例外的かも知れませんが。

例えば先日、午前0時過ぎに「緊急帝切なので、来て下さい」と病院から電話がありました。
20分後には病院に着いて、オペ室に直行しました。
当直の先生にお話を聞くと、常位胎盤早期剥離です。
手術台に横たわる妊婦さんの腰のあたりが、血液で真赤に染まっています。
開腹すると、子宮の中はあり得ないような量の血液で充満しており、
血性羊水というよりは、血液の中に赤ちゃんが浮いているような状態でした。
見た瞬間、気を失いそうになりましたが、
奇跡的に赤ちゃんは一命と取り留めました。
何故助かったのか、今でもわかりません。
全て終了したのは午前3時過ぎでしたので、
そのまま医局のソファで横になり、翌朝を迎えました。

これに対する報酬が、ゼロ円。
ほんと、「やってらんない」と言いたいところですが……

でも。
オペ室に飛び込んだ時、
それまでの急な事態に気持ちがついて行けず、
恐怖に顔をこわばらせていた妊婦さんが、
私の姿を見た途端、安堵して涙を流されるのです。

「辞めてはならない」と、何者かに言われている気がして……

(追伸)
前項へのコメント、ありがとうございます。
後ほどレスしますので、お待ち下さい。

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