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< 産婦人科撤退の経験 | メイン | 内診は、誰がするべきか >
2006.08.25 22:11 |  生活 / くらし  |  なな  | 推薦数 : 2

子供に返る時間

夏休み、実家に帰ってきました。

 

普段は「先生」と呼ばれ、他人から頼られる存在です。

どんなに疲れていても、プロですから、患者さんには笑顔で接します。

緊急時には、瞬時に、冷静に的確な判断をして、次々と指示を出さないといけません。

後輩ドクターには指導力を発揮し、上級ドクターの片腕でなくてはなりません。

患者さんが亡くなった時、死を悼んでも、泣いてはいけません。

お産の時、羊水を顔面に浴びても、返り血で胸が真っ赤に染まっても、動じません。

患者さんの家族としてやくざが来ても、毅然と対応するのが仕事です。

 

独り暮らしなので、うちに帰っても

誰も「お疲れさま」なんて言ってくれません。

 

なので、たまに実家に帰った時には、思いっきり子供に返ることを、許してもらっています。

母の手料理をおなかいっぱい食べて、

あったかいお風呂にゆっくり浸かって、

ふかふかのお布団でぐっすり眠って。

今回は花火までやっちゃいました(笑)。

 

産婦人科独身女医の独り言です、失礼。 

 

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コメント一覧

電気の点いている家に帰ってくることが、どれほど安らぐかということを一人暮らしをしてみて初めて気付きました。
毎日激務な日々な、なな先生にとってもご実家は特別な思いがおありなのでしょうね。
なな先生も夏休みが取れてよかったですね♪でも、あっという間だったのでしょうか。
written by 来夢 / 2006.08.26 00:34
お疲れ様です。私は小児科医ですが、患者さん(患児)が亡くなってしまったときはどうしようもなく涙が出ます。何年も一緒にいて、時に励まし、時にしかり、なだめ諭しそして遊んだ子供達に対して、そしてその子供を見送る親の気持ちになると自然に流れ落ちます。それをいけないこととは思っていません。プロとして失格だとも思っていません。生物の生死は自然のことです。医者も自然でよいのではないでしょうか。
written by kudelmudel55 / 2006.08.26 12:17
来夢さんも同じ、独身OLでしたね(笑)。
人によると思いますが、私の場合、独り暮らしも生涯の半分を越えようとしていると、
むしろ快適さの方が上回るようになって来ました。


written by なな / 2006.08.27 06:56
kudelmudel55先生、こんにちは。
先生と同じ考えの方は、きっと大勢いらっしゃるでしょう。
医師に不可欠なヒューマニズムという点では殊に、
優れていると思います。
ご指摘の考え方は、私自身のひとだび泣き出すと収まりがつきにくい、という未熟さを自覚した上で、
趣味・好みを加味して決めた、自分向けのポリシーに過ぎません。

また、専門によっても、患者さんの死に対する考え方は違ってくるのではないでしょうか。
私自身、婦人科癌の患者さんが緩和ケアの末、静かに息を引き取る時と、
新生児や、それに近い胎児が死んだ時とでは、
かなり気持ちが違います。
本来新生児と同じくらいの寿命を持つはずで、しかも人格を持った子供が亡くなるという、kudelmudel55先生のような現場にいたら
患者さんの死に関するポリシーも、違うものになっていたかも知れません。



written by なな / 2006.08.27 07:13

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