介護で母親を抱えた際に、右胸を痛めたというガリガリの70歳のおばあちゃん。
このおばあちゃん自体が かなり弱弱しいのですが・・・。
「骨に異常がないでしょうか?」 と旦那さんも心配してやってきました。
旦那さんがうちにかかりつけなので、整形に行かず、ワザワザうちに来てくれたとのこと。
正直、骨のレントゲンには自信がないのですが、ぜひ(うちで)診てもらいたい とのことなので、診察することにしました。
レントゲンでは、はっきりとした骨折はなさそう。
しかし、念のため湿布をしてバンド固定。
「最近、食欲もないので、点滴したい」 との話もあるので、点滴して、帰そうとしたら、なんとなくおかしい。
話をしていくと、
「今日の便が黒かったんですよね。」
・・・
確かに付着の便はやや黒っぽい。
カメラで確かめると、見事な胃潰瘍がありました。
旦那さんと話していくと、旦那さん曰く、
「そういえば、以前、胃潰瘍で入院したことがあるんですが、そのときの症状も 右の胸の痛みでした。」
どうやら、
「母親を抱えて」→「右胸の痛み」
ではなく、
「介護のストレス」→「胃潰瘍」→「右胸の痛み」
であったようです。
あやうく、出血性胃潰瘍の患者さんを帰宅させるところでした。
この患者さんは、近くの救急病院に入院していただきました。
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