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医療機器の販売員さん。
「お話だけでも」 と来られたので、ヒマでしたので話を聞いておりました。
腹部エコー。
「600万のところを、メーカー○○周年の記念価格500万。」
・・・やはり、高いですね。
ちなみに うちのエコーは中古なので一桁は違います。
「どれくらい ひと月にエコーをとればもとがとれますか?」
と聞くと、
電卓叩いて、
「だいたい50例ぐらいですね。腹部20例、表在10例、心エコー20例ぐらいで大丈夫ですよ。」
うーん。うちは腹部エコーだけなんですよね。やはりこんなやり方ではダメなのかなぁ?
とても50例に及びません。
何例かを口に出すのも恥ずかしい・・・。
もちろん話を聞くだけです。
もうひとつ紹介したいらしいので聞くと、
ホルター心電図。
「これはいいですよ。」と熱心ですが、ウチは消化器。
「どれくらい ひと月にとれば大丈夫ですか?」
と懲りずに聞くと、
「月3例弱です。」
うーん。これも無理。
「だいたいうちが月に 普通の心電図でさえ どれくらいか知っていますか?」
と聞き返したいところでしたが、
うちの心電図をとる回数を言うのが恥ずかしいので止めました。
なんか話していて、虚しい。
平然とこういうセールスをするところを見るに、他のクリニックに比べうちは まだまだまだまだ でしょう。
まあ比べても仕方がない。
とりあえず、成功すると信じながらやるしかありません。
夏場に入り、
悲しいかな、時間があるので、
なんか勉強しようと思い立ちました。
本来は、医学書を読むのが正しいと思うのですが、
そういう気分にもならなので、
ほかの分野の勉強をすることにしました。
とりあえず本屋に行き、
税理関係や会計関係には開業してから興味が湧いたのですが、そこの資格は難しそうとわかり、
とりあえず、ファイナンシャルプランニングが面白そうに思えました。
これは、税金、投資、不動産もろもろも浅く広い知識が必要なようです。
確定申告がまったくわからなく苦い思いをしたこともありますし、
投資をしようにも専門用語がわからないこともありますし、
もしかしたら、今後マイホームを買うことがあるかもしれませんし、
医者はそもそも騙され易い部類の上位に入るので、そういう方面の勉強することには適しているんじゃないかと思います。
ということで、本を読んで学習中です。
開業してから思うことは、
医者は仁術といいますが、
社会主義ではありませんので、いい人だけでは食べてはいけません。
人間性(いろんな意味で)が必要と感じる今日この頃であります。
医療以外の多方面の知識が有用と感じてますので、
とりあえず、もてあました時間の有用な使い道ができました。
また、ほかの面白そうな資格もあればやってみようと考えていますが、今はこれで。
夏を乗り越えれば、忙しくなると思われる秋まで、
モチベーションの維持も大変です。
今月に入り、またペースダウン。
去年は、今の季節、二次健診が多かったので、カメラなどの検査需要が多かったのですが、
今年はかなり減ってます。
特定健診の影響でしょうか?
今までは役場などで地区の住民を集めて健診でしたので、異常があった人は、意外とうちにも来てくれていましたけど。
特定健診では、かかりつけのところで健診になっているので、うちにはなかなか来ませんねぇ。
これはかなり痛いところです。
もしかしたら、それ以外にも原因があるのかもしれませんけど・・・。
風邪などの新患も少ない時期ですし、地道に慢性疾患の患者さんを増やしていくしかありませんが、慢性疾患の患者さんはかかりつけとの付き合いが長いので、
付き合いを大切にする田舎では、簡単に牙城を崩すわけにはいかないようです。
まあそれでも 去年よりは 少しずつ増えてはいます。
こればかりは焦っても仕方がないことなので、内心焦る気持ちはありますが、とりあえず平常心でいきたいと思います。
開き直れば、
「雇われなんだから、売り上げは関係ない。」
と思えなくもないですが、
毎月の売上表、目標到達率を見せられると、
なかなか開き直れません。
売り上げが悪いと、チクチクやられますから。
まあ、これが 雇われ院長は長くは続かない と一般的に言われる所以でしょうか。
とりあえず、
ここで流行らせることができないぐらいなら、自分で開業しても難しいと感じてます。
まあ、開業試験と思って、あと2年はやってみましょう。
居心地がよければ、ずっと居るかもしれませんし、そうでなければ他を捜しましょう。そうなると、今度は病院に勤務すると思います。
雇われ院長が 病院の勤務医と違うと思うところは、自分ひとりでやるので やりがいがあるところと、売り上げが悪いと長くいられないな という緊張感があるところです。
デイケア利用の利用者さん(デイケアでは 患者さんではなく、利用者さんと呼んでます)、
字がうまい人がいるようです。
先日、筆で字を書いてこられました。
脳梗塞で 麻痺が少しあるので、ものすごくうまいというわけではありませんが、以前 習字を教えていたというだけあって、上手です。
先日、「ここに 自分の字を飾って欲しい。」
と突然言われたので、「外来には不向きだよな」と思いましたが、
「デイケアの壁ならいいかな?」と思い、デイケアのスタッフに相談したら、
意外なことに猛反対。
なにやらこのお方、うちのスタッフにも「字を書いてあげる」と言って、希望したスタッフ(女性2名)に書いてくれたのはいいものの、
きれいな額などをつけて、
さらに 「12000円」 と書いた値札まで付けてくれていたようです。
払わないといえばよかったのでしょうが、人のいいうちのスタッフは2名とも払ってしまったようです。
まあ、人がよさそうな人を狙ったような感もありますが。
でもって、今回の依頼。
「きっと、高額な請求がきますよ。」
と言う意見で、お断りすることにしました。
そういう人には、見えませんが、
医者は 自分の患者さんはいい人と思ってしまうものなので難しいものです。
しかし、うちのスタッフも断ればよかったのに。
どう見ても、そんな価値がある字には思えません。