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開業して意外と多いのが、
「ご飯を食べないと薬はダメですよね。」
という言葉。
昨日来た患者さんも、
風邪で熱が高いのに、
「食欲がなくてご飯が食べれなかったから、薬は飲んだらダメと思って飲まなかった。ご飯を食べなくてもいい座薬をください。」
とのこと。
これはやや極端な例ですが、
医者の常識と患者さんの常識は違ううものだと実感しました。
今日は事務長さんに呼ばれ、業績の指導を受けました。
「6月に比べダウンしている。
少しでも右肩上がりでないと困ります。」
うーん、わからないでもないですが、
6月は健診で引っかかった人のカメラが多く、今までで一番の業績。
はっきり言って、かなりがんばれた結果だったのですが、
7月はカメラの数も減ったせいか6月に比べダウン。
でも、4月や5月よりはいい結果です。
右肩上がり理論はわからないでもありませんが、
夏場は風邪の患者さんなんかも少なくて、内科はきびしいんですよ。
逆ギレしそうになりました。
一応、
内科は夏は冬に比べ少ないということと、
そんなに急に増やしたいなら有名な教授かなんか呼んだらいいかもしれませんよ。
とだけ言っておきました。
がんばれというのもわからないでもないですが、
がんばっているのにがんばれと言われてもねぇ。
右から左へ聞き流してます。
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先日、知り合いに
「印鑑ひとつでも診断書の料金をとられるんだねぇ」
と言われました。
なにやら、保険の診断書で、同じものが2つ必要だったらしく、保険会社からはコピーでいいと言われたらしいのですが、
できればコピーにも印鑑を、
と言われたようです。
コピーに印鑑をするのにも診断書代としては同じだけ請求されるのか病院に電話して確かめたようですが、
事務の方がでて、
「診断書としては違いがないので、印鑑だけでも同じだけ請求します。」
とすぐ返事があったようです。
医者の立場としては、
コピーに印鑑するのにも正規の料金をとる必要ないのでは?
と思ったりするのですが、
経営の立場では、そうなのでしょうねぇ。
たしかに、診断書の価値としては変わることはないのですけど。
診断書も、誤ると?朝青龍のように問題となることがありますし、責任は大きいのでそれなりの対価は必要なんでしょう。
ただ、その事務の方もねぇ、
印鑑ひとつでも変わりないのはそうだけれども、
書く作業は省略されているわけだし、
医者の立場としては、
「いいよ、それは請求しなくても」
なんて思ってしまうんですけど。
そもそも、診断書なんて何十枚書いても、
雇われている医者としては、
サービスでやっている仕事なわけで。
以前勤務していた病院なんかは、
薬の副作用が出たとき、副作用に関しての報告書類を薬剤会社に提出すると、
わずかな文書料というものが薬剤会社からでることもあるのですが、
それも、
院内薬局の管理必要があるから、
とスルーして病院に搾取されていました。
世間からは、
「診断書代だけで大金もらって、医者はいいなぁ」
と言われることもありますが、
それが医者に入るわけではないことも知っていてほしいと思うこともあります。
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毎年、夏になると、あたったやら何やらで下痢で受診の人が増えるのですが、
今年はいつになく少ない気がします。
知り合いに聞いても、
「今年は少ないねぇ」
と言ってました。
今年の夏は暑いので、多いと思いきや、
暑いからこそ、気をつけていたのかもしれません。
食への安全性にみんな過敏になったのか、
それとも、賞味期限に対して業者の対応が変わったのか・・・。
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近くの公園で、たまに会う(子供の同級生の)外科の先生からは、
「今後どうしようか、悩むよねー。」
とよく話しかけられます。
今行っているところはやりがいはあるけど、勤務状況がきついようです。
「年俸制になってからは時間外もつかないよ。」
と嘆いてました。
奥さんからも、辞めて子供との時間を作って欲しいとも言われているようです。
大学からは、大学に戻るようにも言われているようですが、大学ではさらに給料も減りますし、臨床の現場からやや離れるところもあり、それも悩みのひとつのようです。
「今後のことを考えると、(大学を辞めて)一般病院で勤務するか、開業かだけど、外科の場合は今までのような手術はできなくなるし、大きな病院だと大学病院関連しかないし・・・。」と悩みは尽きないようです。
確かに、私も今まで勤務していた病院のほうがやりがいはありましたけど、
今の勤務に変わって、今までは家庭をないがしろにしてしていたんだなぁと感じることもあり、
仕事も大切だけど、家庭も大切だ。
と感じるようになりました。
医者としては、家庭よりもまず仕事ということが美徳とされていますが、
医者も人なので、家庭も大切でいいんじゃないかなぁと個人的には思います。
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以前、某総理が言っていました。
たしかに、いろいろなありますね・・・。
まあ、いいこともあるし、悪いこともある。(当然です。)
開業してから、
患者の立場、医者の立場、
両方わかるようになった気も・・・、
と思いますが、
そう思うことがおこがましいかも、
いろいろ考えることが多いこのごろですが、
人生経験の豊かな医者は、
ある意味信用できる医者である。
となんだか、わかりきったように感じるようになりました。
うーん。
こういうことを考える事自体が、甘いのかも・・・。
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知人が亡くなりました。
癌に侵されて一年もたたない内に。
癌で予後の宣告をされますが、
私の知る限りでは、
予後より長く生きていた人が多かったような気がします。
医者がやや厳しめに話をすることが多いからかもしれません。
病気の本人や家族はいいようにしかとりませんし。
まあ、しかし、現実問題として、
進行癌と言われても、
希望を持ちつつ、
治った人の体験談などを参考にし、
病気をする前はまったく信用していなかった民間療法などを試みるようになります。
治る人はもちろん数パーセントいるものの、
結果は、統計的なものに収束するようです。
予後も、告知されていたより長く生きる人もいるものの、
短くなる人もいるのも事実。
残されたちびっ子たちのことを考えると、
いろいろと考えることもありますが、
前向きに考えていくしかないでしょう。
やや人ごとであったお盆も、
違う重みを感じます。
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