先日、先に開業された先輩の先生から電話がありましたが、
少し厳しい様子。
やはり、新規開業で軌道に乗るというのはなかなか難しいよう。
勤務医のときに人気があっても、すぐ近くで開業するというのではなければ、大変なようです。
思うに、医者としてのこだわりが開業にとってはいい点と悪い点があるような。
勤務医のときは自分の思う医療に乗っ取って、赤字になろうとも、いい医療を行う。
先日もカテーテルで血管の治療を行っているスペシャリストの先生がテレビにでていましたが、
一本数万円のカテを患者さんのためにおしげもなく何本も使う。いくらかかろうともいい治療で最善を尽くす。
患者さんのその治療に対しての医療費は安い道具でも高い道具でも同じ値段ですので、かなりの赤字と思います。
私も大病院では患者さんのいい治療のために、高い器具をおしげもなく使うのを目にしてきましたが、
開業してからは無理ですね。
ただでさえ経営が苦しいのに、赤字覚悟の医療はなかなかできません。
医者としてのこだわりはありますが、それだけでは済まされない部分が多いのが現実です。
しかし、医者としてのプライドはもちろん捨ててはいません。
ただ思うに、最近、このプライドもこだわりもない人たちが医療業界に入ってきているのは恐ろしいことです。
そういうのを国も推奨しているような点もあるためと思います。
そういう人たちはいつかは淘汰されるのでしょうが、
その前に自分らがつぶれてしまうかもしれないのが怖いところです。
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